バレンシア五段活用

スペインの話の続きです。
タラゴナで水道橋を見たあとは、一路バレンシアへ。
スペイン語のVはヴではなくBの音。
 
バレンシア、と聞いて思い出すものは・・・?
昔はよく、バレンシアオレンジ100%のジュースを売っていましたね。確かにオレンジ(スペイン語でナランハ)の産地です。
しかし!あの有名なスペイン料理の本場こそ、バレンシアです。
そう、パエリア(スペイン語でパエージャ)!!
パエージャはバレンシア地方の郷土料理です。
 
スペインにはいろんなパエージャがあります。
定番の魚介のものだけでなく、チキンが入ったもの、
真っ黒なイカ墨味のものなどなど。

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パエージャとは、もともと料理の名前ではなく、パエージャを作るときに使う、あの黒くて平たい両手鍋のことです。
写真は、バレンシアのホテルで夕食に出た取り分ける前のパエージャ。登場とともに大歓声♪
みんなから写真攻めの給仕さん、ちょっとスター気分?
いや、主役はあなたじゃないですよ(笑)。
 
高速のサービスエリアやお土産やさんには鍋つきのパエージャセットも売っていました↓。調味料、オリーブオイル、米、サフラン付き。具はお好みで。
ちなみに14.8ユーロ。(買ってません)
 
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こんなマグネットも↓。スペインらしくていいでしょ?
日本に帰ってからよく見ると、米の部分は本物の生米をくっつけてありました。
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ところで・・・
バレンシアスペイン語
ウァレンティヌスラテン語
ヴァレンティーノ(イタリア語)
ヴァレンタイン(英語)
ヴァランス(フランス語) ※同名の町が南仏にもあり

・・・イタリアの有名ブランドも、日本人がチョコレートを贈りあう日も、チェーザレ・ボルジア枢機卿として担当していた教区も、ぜーんぶ「バレンシア」に由来するのでした。