謹賀新年

あけましておめでとうございます。
2017年も澁澤りべかをどうぞよろしくお願いいたします☆

遅くなりましたが、昨年11月に開催したイベントの報告です。
去る11月20日に中野のspace415で
マリー・アントワネットの秘密の部屋」と題してイベントを行いました。
これはわたくしも主催者のひとりであるイベント団体「クリオ・ルーデンス」が主催する歴史体感イベントの第二弾です。
今回はアントワネットも聞いていたであろう、18世紀のチェンバロクラヴサン)曲の演奏を交えて、当時の宮廷生活についてのトーク、アントワネット・カルトクイズ、アントワネットが愛したお菓子などをお楽しみいただきました。

会場の様子(まだ準備中)↓
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常時2台のチェンバロが設置してあります。今回は1台だけ使用。
前に座っている方は、「ゴール・ドレスを着たマリー・アントワネット」のコスプレで
お越しくださったお客様(通称:公爵夫人)です。

今回は私も含め一部のスタッフも18世紀の貴族をイメージしたコスプレで登場。
タイムスリップした気分を味わっていただけたでしょうか・・・。

チェンバロ奏者のマドモアゼルF(左)と私。
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↓公爵夫人のご子息と私。
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↓楽曲解説担当の白沢達生氏(翻訳家・音楽ライター)。
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↓有名菓子店やベーカリーのクグロフ3種食べ比べ。NINASの「マリー・アントワネットティー」と共にサーブいたしました。
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ちなみに私がお借りしたドレス、全体はこんな感じです。
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バックショット↓
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その他の写真とともに、「クリオ・ルーデンス」の公式Facebookページにもこの日のレポートが出ています。こちらもぜひご覧ください!

次回のクリオ・ルーデンスのイベントはミニ企画で2月下旬か3月初めに
ティツィアーノ展」とクロアチア料理を堪能する会、を予定しています。

さらに5月には第三回目の歴史体感イベントを企画中。
ブリューゲルの『バベルの塔』の来日にあわせてテーマは「バベルの塔」です。
古代メソポタミア、または16世紀フランドルに興味のある方、ぜひお運びください。

詳細は今後のクリオ・ルーデンス公式Facebookまたはツイッターページにて公開していきます。よろしくお願いいたします☆




忠臣蔵・完結

もうとうに討ち入りの日も過ぎ、すっかりクリスマスになってしまいましたが、ちゃんと行ってきましたよ、国立劇場仮名手本忠臣蔵
11月に第二部を、12月初旬に第三部を見ました。
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やはり何といっても最後の討ち入りの場面ですな~。
あの火事装束の四十七士がずら~と並んでいるのが実に壮観☆
テレビでしか見たことがなかったのでカンドーでした。

雪を蹴散らしながら戦い、池に落ちてまた出てきたりと、舞台装置も凝っていてすごかった。
そしておみやげ・コレクショ~ン♪
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第二部のときに買った「義士の本懐」は梅黒糖の個包のひとつひとつに四十七士の誰かの絵がついていて、全部集めたくなります。なぜか磯貝が5人も入ってた(笑)。
でもかろうじて内蔵助もいました。よかったよかった。
しほみ饅頭は、最初は6個入りを買い、次に10個入り、そして最後は一番大きい15個入りを買ってしまいました。和菓子には困らないぞ~。

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第三部のときにはなんと赤穂の大石神社の陣太鼓型絵馬まで売っていて、これまた買ってしまいました~。
これだけ忠臣蔵づいていたのに、肝心な14日には泉岳寺の義士祭に行くのを忘れ、上野で展覧会をはしごしていた・・・。
(いただいた招待券の期限がせまっていたもので・・・)
来年は義士祭に行ってみよう!
っと思っていたら来年1月に、泉岳寺のすぐ近くに行く用事ができたので、とりあえず15年ぶりくらいに内匠頭の墓参りに行ってきます。



「マリーアントワネットの秘密の部屋」開催します!

「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない」
1770年――オーストリアの都ウィーンから、遠く離れたフランス王室に輿入れして来たマリー=アントワネット
断頭台に上るまでの20年間、華麗なるロココの女王としヴェルサイユに咲き誇りました。

彼女についての伝説の数々は、風評や後世の人々によって作られたもの。その素顔の暮らしぶりはどんなものだったのでしょう。
ファーストレディとして、あるいはファッションリーダーとして常に注目を集めていた彼女が、心から憩うことのできた数少ない場所、それがヴェルサイユ宮殿の中にある「マリー=アントワネットの秘密の部屋」。
ごく親しい友人にだけ囲まれ、好みのドレスや宝石に身を包んだ王妃は、その部屋でどんな愉しみにひたっていたのでしょうか。

 クリオ・ルーデンス主催・第2回歴史講座では皆さんを、この王妃の私室にご案内いたします。
18世紀フランスの宮廷作法や音楽に親しみ、王妃が愛した「お菓子」を味わう・・・。
そんなヴェルサイユ宮殿での暮らしをぜひこの機会に体験してください。

  【イベント内容】
*通常観光では入れない「マリー=アントワネットの秘密の部屋」を写真でご案内。
(実際にこの部屋を訪問した美作静が解説します。素顔のアントワネットとの出会いをお楽しみください)

*マリー=アントワネットを振り回した“エチケット”とは?

*マリー=アントワネットについてのクイズ大会。(景品付き)

トークの間には王妃も聞いていたであろう音楽を、クラヴサン(チェンバロ)の生演奏で。

*フランスの「マリー・アントワネットティー」と王妃が愛した「お菓子」の試食。

*なんと出演者は18世紀の貴族の衣装で登場!会場の雰囲気を盛り上げます。


スペシャルゲスト:福田和美(クラヴサン演奏)】

【日時】 2016 年 11 月 20 日(日)15:30(開場 15:00)開催時間90分予定
【場所】 Space 415(中野駅徒歩 10 分)
【参加費】 予約 3,300 円(当日 3,900 円)※小学生以下のお子様ご同伴の場合、1人まで無料。2人目以降は1人につき1000円。

申込方法の詳細は、リンク先のチケット販売サイトからご確認ください。
https://eventon.jp/5203/

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 私、澁澤りべかは、今回はトークでの登壇はありませんが、クリオ・ルーデンスの一員としてクイズの作問とクイズ大会の司会進行を担当します。
みなさま奮ってご参加ください!お待ちしています☆

このイベントのFacebookページ

ご参加になれない方も「興味あり」または「いいね!」ボタンでご支援いただけると幸いです。どうぞよろしくお願いします。

【出演者プロフィール】
福田 和美(Kazumi Fukuda)
上野学園大学音楽学音楽学科卒業。ピアノを山崎紫乃クラヴサンを戸崎廣乃、佐藤理州の各氏に師事。ショパンの作品、フランスバロック音楽の研鑽を積む。イベント古楽かふぇ」にてクラヴサン演奏。合唱団フォンス・フローリスメンバー。
Twitter→@kazuchan718

白沢達生(Tatsuo Shirasawa)
翻訳家・音楽ライター。青山学院大学学院で西洋美術史を専攻。音楽雑誌編集をへて輸入販売に携わり、欧州諸言語の翻訳および音楽著述を手がける。単独訳書にジル・カンタグレル著『バッハを愉しむとき』(仏Alpha)。トークシリーズ「旅するマーキュリー」司会。かのうよしこ主宰「カキョクカフェ」企画協力。海外の料理と文化を楽しむ「となりにある食卓」主宰。
CDライナーノート翻訳多数
Twitter → @t_shirasawa
Instagram → tatsuo_shirasawa

美作静(Shizuka Mimasaka)
青山学院大学文学部史学科卒業。ヨーロッパを中心とした歴史・文化・芸術への強い関心から旅行業務に従事し、欧州を専門的に手配する。
 西洋のエレガントな生活スタイルを形作る「マナー」の講師としても活躍中。肩肘はらず、和やかなムードの中で行うマナーレッスンに定評あり。
 合唱団マヨラ・カナームス東京に所属。
Facebookページ→https://www.facebook.com/lEtoileShizuka/
ブログ→http://ameblo.jp/kanonsnote/



忠臣蔵!!

国立劇場開場50周年記念の特別公演
「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」三ケ月連続完全通し上演の第一部
に行ってまいりました。
HP:http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/kokuritsu_l/2016/10174.html
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忠臣蔵は長い話なので、最初から最後まで通して上演されることは現代ではほとんどないそうです。
今回も三回に分けて3か月がかりで上演されます。
10月は四段目まで、11月は七段目まで、12月は最後まで、という具合。
つまりわたくし、今年いっぱい毎月歌舞伎!わが祖先ともゆかりの深い忠臣蔵をこんなしっかり見られるなんて、幸運です。

いまどきの若い人は忠臣蔵なんて知らないですよね。
昔は年末になると何時間にもわたる特別時代劇・忠臣蔵なんてのをよくテレビでやってましたが・・・

歌舞伎の仮名手本忠臣蔵では、時代設定も人物の名前も史実とは変えてあります。江戸時代、つい最近起きた大事件をお芝居にするにあたって、やはり本名を使うのはマズかったからです。
本当は元禄年間、徳川綱吉の時代の出来事ですが、歌舞伎では鎌倉時代の話に。
そして大石内蔵助は大星由良之助(おおぼしゆらのすけ)、浅野内匠頭は塩谷判官(えんやはんがん)、吉良上野介高師直(こうのもろなお)と微妙に変化させてあります。

ストーリーも、私が幼いころからテレビを通じて慣れ親しんだものとはだいぶ違っていました。
全然知らない人物がたくさん登場し、彼らにまつわる物語が多く、また逆に赤穂浪士ひとりひとりの有名なエピソードもないようです。
例えば堀部安兵衛高田馬場の決闘とか、赤垣源蔵・徳利の別れ、岡野金衛門・恋の絵図面、そして内蔵助が本物の垣見五郎兵衛と遭遇などなど・・・。ま~ったく出てきません。これらのエピソードは歌舞伎起源ではないのですね~。
忠臣蔵の物語の変遷をちゃんと勉強したことないからな~。

でも歌舞伎のストーリーもすごく上手いからくりになっていて、なかなか面白かったです。高師直の高慢スケベじじいぶりに笑い、判官が腹を切りながらも由良之助はまだかと力也(力)に問う場面で涙し・・・。いやー良かった。
12月には文楽でも忠臣蔵をやるのでそっちも見てみたい☆
なんだか急に伝統芸能三昧な年末・・・。

今回歌舞伎を見るにあたって予習のために読んだのがこの絵本↓
挿絵が素敵でお話もわかりやすくてとってもおすすめ。ほかの演目のも出てます。
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さて、赤穂の殿さま浅野内匠頭が塩谷判官と呼ばれているように、赤穂は塩の産地です。そしてなんと、赤穂名物しほみ(塩味)饅頭が会場で売られていました!なつかし!即買いです。
東京の真ん中でしほみ饅頭が買えるとは~~。感激♪

で、もうひとつ忠臣蔵に関連する東京・新橋の名物といえば・・・
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そう!切腹最中。最中の腹が割れとる!東京ではサラリーマンが取引先にお詫びに行くときの定番手土産なのだそう。これを見れば笑って許してくれる・・・?
テレビでは見たことありましたが、現物を見たのは初めて。というわけでこれもゲット。
ついでに歌舞伎揚げ(関西では「ぼんち揚げ」)を作っている天乃屋さんのおいしそうな煎餅を見つけてこれまたゲット。
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あれ?来月も再来月も来るのになんでこんなに買い込んでんだ?
と荷物の多さにびっくりしながら帰ったのでした。

マリーアントワネット展

六本木で開催中のヴェルサイユ宮殿監修「マリーアントワネット展
 ~美術品が語るフランス王妃の真実~」に行ってまいりました。
HP:http://www.ntv.co.jp/marie/

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いやーもー、教科書・資料集その他、よく見るあの絵が全部来てます!!
て感じ。
オーストリア皇女時代から処刑されるまで、アントワネットの生涯が、遺品を含むゆかりの品々とともにたどれる、まさにパーフェクトな展示!
わたくしパリとヴェルサイユに2回行っていますが、2回とも行きそびれたカルナヴァレ博物館からの出品がたくさんあって感激です。
(次こそ三度目の正直・・・がるるる)

そして音声ガイドの中のアントワネット役は花總まりさんです(いや、借りてないけど)。ヅカファンの心理をおさえてますなあ。まったく。

今回すごいと思ったのは、アントワネットの下着だの靴だのヘアバンドだの、本人が実際に身につけていた品々が来ていること。さすがヴェルサイユ監修。
またフェルセンとアントワネットが手紙を書くさいに使っていた暗号表、バスティーユ牢獄の模型なども興味深かったです。

アントワネットの部屋を再現したコーナーでは写真撮影が可能でした。
こんな感じ↓
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今回の収穫↓マリーなだけに・・・。
そして人さまのロゴ入りタオル。うすいグレー地にМとAを重ねた刺繍です。

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来年2月までやっていますのでぜひお運びください!超おすすめ。


そしてそして、私澁澤りべかもメンバーのひとりであります、西洋史イベント集団「クリオ・ルーデンス」の歴史イベント第2弾がいよいよ来月にせまってきました。

11月20日(日曜)の午後、中野にて「マリー・アントワネットの秘密の部屋」と題した
歴史イベントを開催いたします。
ツイッターフェイスブックでの告知はまだですが、近日中に情報が更新されるはず。
内容は、クラヴサンチェンバロ)の生演奏、ヴェルサイユ時代の宮廷マナーや音楽に関するトーク、アントワネット・カルトクイズ、アントワネットが愛したお菓子の試食、などを予定しています。
今回、私はトークはしませんが、カルトクイズの問題作成と、クイズコーナーの司会進行を担当いたします。

現在上限4000円でチケット価格を考え中。定員30名。
ぜひ11月20日は予定をあけておいてください!!
またわたくしと面識のある方は、私にメールでご連絡ください。お座席確保いたします。
ちなみに前回のイベントはあっというまにチケット完売、という嬉しい誤算でございました。
よろしくお願いいたします☆



ムセイオン30・関羽の刀と紅衛兵カバン

今夜は満月。先月の満月は中秋の名月でしたね。
中秋には間に合わなかったのですが、先月末に、月餅を買いに中華街に行きました。お月見しながらまあるいものを食べるのは日本も中国も同じです。

中国は10月1日が建国記念日国慶節)なので、中華街でも大々的にお祝いをします。春節の時のような獅子舞が登場するそうです。
そしてまた、中華民国建国記念日である10月10日(雙十節)もお祝いします。さらに今年2016年は孫文の没後150周年にあたります。なのでなお一層盛り上がったことでしょう。
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さて昼食はいつも通り「景徳鎮」で麻婆豆腐です。本場の味。辛い!おいしい!空心菜いため、青島ビールとともにいただきました。
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食後にたまたまのぞいた雑貨屋でこんなものを発見!
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関羽がいつも持っている青龍偃月刀です☆
今回もちゃんと関帝廟にお参りしましたよ。
ミニサイズですが、なかなかよくできてます。正月明けに中国史の講義をするので小道具として使いまっせ。ふふ。

同じお店でさらにレアな?中国グッズに遭遇。
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なにかわかりますか?文化大革命のころに紅衛兵たちが使っていた、俗にいう「紅衛兵カバン」です。もちろん復刻版。
為人民服務”(人民のために奉仕せよ)という文革のスローガンが書かれています。いや~~毛沢東バンザイな感じがなんとも(汗)。
面白がって買ってしまいましたが、ちょっと場所を選ぶなあ。これ提げてどこ行こう?

最後にお知らせ。
わたくし、やっとこさスマフォにしましたことよ。
ライター名の澁澤りべかでFacebookも始めました。あまり投稿はしませんが、最新の近況はそちらでシェアしています。

また、私も主催者の一人である西洋史イベント集団『クリオ・ルーデンス』の第二回イベント「マリー・アントワネットの秘密の部屋」を11月20日午後、中野にて開催いたします。
詳細は追ってここでもお知らせしますが、基本的にはツイッターFacebookの『クリオ・ルーデンス』のページをチェックしていただけると嬉しいです。
11月20日は空けておいてくださいね!
よろしくお願いいたします。