ハムレット・レポート・レポート

2月16日
初台の新国立劇場・小劇場で
ハムレット・レポート」というお芝居を見ました。

劇団員の一人がたまたま知り合いだったので、
彼女の晴れ舞台を見なければ、ということで
彼女を知る友人と一緒に見ました。
彼女はまだ16歳で、その劇団(大学生中心)の中では
一番格下なので端役でしたが、少しだけセリフもあり
堂々としていてなかなか良かったです。将来が楽しみ♪
 
さてこのお芝居は、「ハムレット」の舞台のオーディションを
受けに来た大学生たちの苦悩を描いたもので、
ハムレット」は劇中劇として断片的に(でもかなりの時間)
演じられます。
 
オーディションが主題になっているという点で、
コーラスライン」や「フラッシュダンス」を彷彿とさせますが、
一人ひとりの悩みや個性が明確に描かれているわけではなく、
特に後半はほとんど普通の「ハムレット」劇でした。
 
最近、宝塚とか帝劇とか大規模でド迫力なお芝居ばかり
見ていたので、こじんまりとした劇場で無名の若者たちが
必死に演じている姿がなんだか新鮮でした。
やっぱいいねえ。私もまたお芝居したいなあ(←元演劇部)。
 
ところで「大根役者」という言葉がありますね。
大根は煮ても焼いても、どう調理しても「あたらない」からです。
英語では大根役者のことを“ham”、つまり「ハム役者」と言います。
演技が大げさすぎる役者という意味。
なぜハム??
 
食べるハムからきたという説のほかに、
下手な役者ほどハムレットをやりたがるから、という説があります。
確かにハムレットは感情の起伏が激しい苦悩の人
エゴグラムをやらせたらきっとV型)なので、
とにかく絶望したり興奮したり、
大げさに演じていれば誰でもできる役とも言えます。
 
最後に、ハムレットの作者シェイクスピアの生没年の
覚え方を紹介しましょう。
1564年~1616年なので、
ヒトゴロシの物語をイロイロ書いた、シェイクスピア