『ヒンデンブルグ』

2月25日
ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀』
という映画を見ました。
HP:http://hindenburg.toeiad.co.jp/index.html
 
ヒンデンブルグ号の事故についてはご存知でしょうか。
爆発炎上する実際の白黒映像をごらんになった方もあるでしょう。
機体の前方からぽろぽろと零れ落ちるように
人々が飛び降りる場面が印象的です。
 
第二次世界大戦が勃発する2年前の1937年5月、
ドイツの大型旅客飛行船ヒンデンブルグ号が
35名の乗客を乗せアメリカに向かって離陸しました。
大西洋を越えて2日半後にアメリカに到達。
しかし、飛行船は可燃性の水素によって浮揚しており、
ニュージャージー州の空軍基地に着陸する寸前、
爆発、墜落しました。

乗員、乗客、地上係員あわせて37人が死亡。
爆発の原因は、航行途中、嵐にあって帯電したために
火花が発生し水素に引火した、とか、
機体の外皮に使用された塗料がテルミット反応を起こした
などの説が考えられています。
タイタニックの沈没、スペースシャトル・チャレンジャー号の事故
とならぶ20世紀の悲劇として知られています。
 
1975年にもアメリカで映画化されていますが、
私はこの旧作を見ていません。
今回の物語は、事件の背後にこんな陰謀、ナチスの思惑が
あったのでは?という仮説を描いています。
 
かなり早い段階で飛行船に爆弾が仕掛けられている、
という話になるのですが、登場人物が多くて、
誰がどこまで陰謀について知っているのか知らないのか、
が分かりにくかったです。
ドイツ人も普通に英語を話しているし。
途中から爆弾ではなく機密文書も出てくるし。
・・・必然性のないラブシーンを削ってもう少し
話を分かりやすくしてほしいなあ。
 
平日午後4時ごろ行ったのですが、狭いシアターでしかもガラガラ。
まあ有名な俳優さんが出てるわけでもないし。
ほとんどがヒンデンブルグ号の中の話なので、セットとCGで
出来ているような映画です。
わざわざ去年のうちに前売り券まで買って見ているのは私だけ?
だって前売り特典のクリアファイルがかっこよかったんだもん。
ヒンデンブルグの機体のCG写真と、データが色々のってます。
 
イメージ 1
 
全長:245メートル
最高スピード:時速135キロ
乗員キャパ:40~61名
乗客キャパ:50~72名
エンジン:ダイムラーベンツディーゼルエンジン890kW×4
だそうです。
 
ちなみにこのファイル、逆さにしても
中のものが落っこちない仕組みになっています。
裏にはでっかくハーケンクロイツが!
こりゃヨーロッパでは使用不可だな。
 
今後のおすすめ歴史映画はコチラ。
●『アンナ・カレーニナ
いわずとしれたトルストイ作品の映画化
3月29日~
HP:http://anna.gaga.ne.jp/
 
4月19日~
HP:http://www.foxmovies.jp/lincoln-movie/
 
●『ロイヤル・アフェア』デンマーク王室が舞台という珍しい作品
4月~
 
●『アルゴ』アカデミー賞作品賞受賞
やっぱ見とくべきだったか。
受賞を機に各地でリバイバル上映始まる!?

単館上映系の
●『マリーゴールドホテルで会いましょう』(上映中)
めっちゃ見たいけど、スケジュール的に無理かな~。
 
お子様向きだけどちょっち気になるCGアニメ
●『オズ はじまりの戦い』ディズニー版オズの魔法使い
3月8日~
●『ジャックと天空の巨人』ご存知ジャックと豆の木・・・
てこんな壮大な話だっけ?
3月22日~
 
今日は以上でっす。