エルミタージュ展

5月18日
 
~世紀の顔 西欧絵画の400年~ を見ました。(7月16日まで)
 
エルミタージュ美術館はロシアのサンクトペテルブルクにあります。
18世紀後半、女帝エカチェリーナⅡ世が、自ら収集した芸術作品を
楽しむために建てた宮殿に「エルミタージュ」(フランス語で隠者の庵、の意)
と名づけたのが、その始まり。
 
ロマノフ王家の秘宝など300万点以上の作品を所蔵し、
世界三大美術館と称えられます。
(あとの2つは、パリのルーヴル美術館と、
ニューヨークのメトロポリタン美術館。)
 
今回の展覧会では16~20世紀の巨匠たちの作品が勢ぞろい。
私が特に気に入ったのは、まず
ティツィアーノ作「祝福するキリスト」。
単にマンガ、『聖(セイント)☆お兄さん』のイエスに、
顔がほんのり似ていたから
 
次に「風景の中のクピド」。がきんちょのくせに不敵な面構え。
あんたのことは何でも知ってるぜ、ふふん、て感じ。
「死の天使」という作品も印象的でした。キレイでコワイ。
以上3点はチラシやHPに写真が載っています。

残念ながら、ハガキになっていなかった
ゴリアテの首を持つダヴィデ」。これはとにかく、かっこよかった。
ダヴィデは今から3000年ほど前の、ユダヤ民族の王です。
ミケランジェロの彫刻でも知られていますね。
敵対するペリシテ人の巨人、ゴリアテを倒して英雄となり、
戦死した王の後継者に選ばれました。彼の息子ソロモン王も、
機知に富む英邁な君主として有名です。
 
やはり神話モノ、旧約ネタに弱い私でした