古代ローマ版 24(トゥエンティフォー)

いやー、世の中、ローマブームですなあ。・・・書店の話です。
テルマエ・ロマエ」の大ヒットにのっかって、
古代ローマ関連書籍が平台をにぎわせています。
で、私も久しぶりにローマものを1冊購入。
 
タイトル通り、ローマ帝国が最も繁栄していた
ころ(紀元1~2世紀)の、とある一日を、
夜明け前から午前0時まで追ったもの。
近年、ヨーロッパでベストセラーとなったもので、
日本でもヒットし、今回文庫化されました。
 
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(同じような発想の本では、
明治天皇の一日
 ~皇室システムの伝統と現在~」
米窪明美著・新潮新書 も面白かったなあ。)
 
 
まるでNHK「世界街歩き」の古代ローマ
民家をのぞいたり、市場へ行ったり、もちろん
テルマエにも・・・

5~30分刻みで細かく章が分かれているので
厚さのわりにすぐ読めます。
 
ローマの歴史全体をちゃんと知りたい(復習したい)
という方に紹介したいのは、やはり、
塩野七生さんの「ローマ人の物語」。
と言いたいところですが・・・薄くて持ち歩きに便利
ではあるものの、43巻は長すぎます
くわしすぎて話がなかなか進まず、却って流れが
つかみにくいので、初心者には向きません。 
 
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そこで私がおすすめするのは、1冊で終わる
「ローマの歴史」(モンタネッリ著・中公文庫)です。
小説のような語り口がとても読みやすいです。
 
ところで、「テルマエ・ロマエ」に関して
ひとつ疑問があります。
最初にマンガを読んだときに、これっておかしくない?
と思ったことが。
 
長くなるので、これについてはまた日を改めて。
 
なんとなく、火曜がローマデーになりつつある・・・。