黄金の20年代へ

新宿で「ミッドナイト・イン・パリ
という映画を観ました。
ウッディ・アレンのラブコメ
ちゃんと映画館で見たのは初めてです。
 
小説家志望の主人公ギルは、
パリでの生活を夢見るアメリカ人。
懐古趣味傾向があり、
1920年代の古き良きパリに憧れています。
1920年代といえば、第一次世界大戦後の
つかの間の平和な時期です。
 
そんな彼が、深夜0時の鐘とともに1920年代
のパリにタイムスリップ!
ヘミングウェイピカソ、ダリなど、そうそうたる
メンバーと出会い、大興奮!
 
さらには19世紀末のベル・エポックの時代にまで
タイムスリップし、ロートレックゴーギャンにも
出会います。
 
そういうわけで、この作品は、
私の“歴史映画アンテナ”に反応したのですな。
ロマンスの部分以上に、過去の人物たちとの会話が
超面白かったです。
お客さんも(特に年配の方が)クスクス笑っていました。
 
作品のテーマは・・・隣りの芝生は青い。
つまり、人は誰しも、
自分が生きている今より、ちょっと前の時代の方が
良い時代(ゴールデンエイジ)だったと思っている、
というところでしょうか。
 
ちなみに、ロダン美術館の学芸員を演じているのは、
フランスのサルコジ大統領の奥さん!
オスカー俳優たちの競演とともに
パリの街並みの美しさも見所です。
 
「なんて洒落た映画なんでしょう」(byおすぎ)