四川といえば・・・

金曜・中国デーです。
 
以前、四川省成都に行った知り合いが、
四川には、日本人のイメージする中国が
全部つまっている!!
と言っていました。
 
すなわち、パンダ、三国志、マーボー豆腐。
 
パンダは元々、四川の山奥に生息していた動物。
映画「パンダフルライフ」などで有名な
パンダ保護研究センターも四川にあります。
中国語でジャイアントパンダは大熊猫(ダーシュンマオ)と言います。
 
三国志演義)!といえばやはり蜀が主役。
蜀の都、成都は、いまも四川省省都
もちろん劉備孔明ゆかりの史跡もあります。
 
さて、日本人が好きな麻婆豆腐ですが、
これは “アバタのある(麻)おばあさん(婆)の豆腐”
という意味です。
 
19世紀末ごろの四川に、豆腐を使った惣菜を売っている
陳さんというアバタ顔のおばあさんがいました。
ある日、近所の男が肉を持ってきて、これで何かおいしい
ものを作って欲しいと頼み、出来上がったのが
元祖・麻婆豆腐、「陳麻婆豆腐」だそうです。
 
確か司馬遼太郎の「街道をゆく~中国・蜀と雲南の道~」
にも似たような話が紹介されていました。
 
中国は広いので、地方によって料理に特徴があり、
中国語で“東酸、西辣、南甜、北鹹”と言います。
東(上海料理)は酸っぱい、西(四川料理)は辛い
南(広東料理)は甘い、北(北京料理)はしょっぱい
という意味です。
 
なので、スーパーで「クックドゥ」の麻婆豆腐のもと
を買うときは、
辛いのが好きなら本場の四川風を、
あまり辛いのはちょっと、という方はマイルドな広東風をどうぞ。
 
私は横浜中華街に行くと、必ずといっていいほど、
「景徳鎮」という店で、この元祖四川風
陳麻婆豆腐を食べます。
唐辛子以上に山椒がめっちゃんこ効いていて、超激辛です。
 
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↑「景徳鎮」の陳麻婆豆腐
 
チンタオビールと白ごはん、空心菜いためも付けました。
他にもおいしそうな料理がいっぱいあるけど、
一皿の量が多いので、陳麻婆豆腐しか頼んだことがないです・・・。
 
いつか、真夏の四川に行って、汗をダラダラ垂らし、
口から火を吐きながら(?)
本場の陳麻婆を食べるのが夢です