聖地モンセラット

オラ、アミーガス!ブエノス・ディアス♪というわけで、
今月上旬、スペイン・イベリア半島の南東部を
ぐるっと一周してきました~。
 
大まかな旅程と見所は、
その他、モンセラット、タラゴナ、ミハス、ラマンチャ地方
セビリア、トレドなどにも寄りました。
 
今日紹介するのは、バルセロナから車で1時間の
スペインの聖地モンセラットです。
その名は「のこぎり山」を意味します。

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ユニークな形のこの山は、ゲーテワーグナーなどの作品にも影響を与え、ガウディもこの山を見てサグラダ・ファミリアのデザインのヒントを得たといわれています。
 山の中腹に修道院(大聖堂)があり、その祭壇上部には、褐色の肌をした聖母子像が祀られています。
 
「黒いマリア」については昨日少し言及しましたが、
フランス南部からスペインにかけてのピレネー山脈周辺でよく見られます。
フランスのシャルトル、ル・ピュイ、ロカマドゥール、
クレルモン・フェラン、ドレなどが特に有名です。
 
モンセラットの黒いマリア像は、880年に山中の洞窟から発見されたもの。その後、修道院が建てられ、16世紀に現在の大聖堂が完成して以来、スペイン有数の巡礼地として、毎日多くの参拝者でにぎわっています。
 
ここではご本尊の黒いマリアさまと至近距離で対面できます!
専用の入口にはいつも行列が。
私もそれに並び、廊下と階段をのろのろ進むこと、約50分。
 
目がくらむような、金ぴかのモザイクに覆われた部屋に到達。
まずは天井の美しさに圧倒されます。
(前の人。知らない白人さん↓一応プライバシー保護。)
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そして、ようやくマリアさまと握手です!!
信者でなくともカンドー
(わたくしの手ざんす↓)
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聖母子像全体は、アクリル板のようなものに覆われていますが、地球を象徴する玉をもつマリアの右手だけは、直接さわれるようになっています。
クリスチャンの中には、この玉にぶっちゅーとキスする人も。
 
私の「黒いマリア巡礼」はまだ始まったばかり。
シャルトルに続く2件目です。次はロカマドゥールに行ってみたいな。

しかしそもそもなぜマリアの肌が黒いのでしょう?
長くなりましたので、日を改めて、この謎にせまってみたいと思います。