『負けて、勝つ』

 
毎週土曜9時から、NHKで放映されている
連続ドラマ『負けて、勝つ』(5回シリーズ)を見ています。
(ちょうど「世界ふしぎ発見!」の裏。)
 
吉田茂マッカーサーを中心に、
敗戦後の日本の政治を描いています。
いま朝鮮戦争のあたり。
元首相・麻生太郎の母親(吉田茂の娘)や、
まだ議員として駆け出しの田中角栄などもでてきます。
昭和史は面白い
今週の土曜が最終回ですが、NHKなので
そのうち再放送もするでしょう。
 
日本史は門外漢ですが、
奈良~平安時代源平合戦(源氏びいき)、
そして戦中・戦後史は好きです。
※要するに、ファンが多い戦国・幕末は
あまり興味がもてない・・・。
天邪鬼ですみません。
 
最初は、渡辺謙吉田茂
なんだかイメージに合わないなあ
と思っていたのですが、
回を重ねるにつれ、吉田に見えてきました。
それが俳優さんの力なんでしょうか。
すごいです。
 
吉田茂といえば・・・。
20年ほど前、初めてロンドンにある
有名な蝋人形館「マダム・タッソー館」に
行ったときのこと。
 
各国の有名人の蝋人形が居並ぶなか、
日本人代表として、ちっちゃーいじーさんが
ちんまりと椅子に座っていました。
当時は、サンフランシスコ講和会議(1951年)
に出席した吉田茂こそが、世界中の誰もが知る
日本人だったのです。
(当時・・・といってもすでに会議から40年近く経っていますが。)
 
それから10年後、再びマダムタッソー館を
訪れたとき、既に吉田茂の姿はなく、
かわりに“ウルフ”が日本代表を務めていました。
 
・・・若い人にはわからないかな??
ウルフとは、元・横綱千代の富士のことです。
当時はヨーロッパ巡業があるほど、
相撲が世界的に人気でした。
 
いまは一体、誰が日本人代表なのでしょう。
そろそろ確かめに行かないと。