デルヴォー展で幻想の世界へ

10月5日
 
府中市美術館で開催中の
ポール・デルヴォー 夢をめぐる旅」展
(11月11日まで)を見ました。
 
デルヴォーは、ベルギーのシュルレアリスム
代表する画家です。
先日アンソール展に行ったときにこの展覧会を知り、
今回初めて府中市美術館に行きました。
 
デルヴォーの単独展は、
彼の生誕100周年の1997年に
京都の大丸ミュージアムで見て以来。
ひさしぶりにデルヴォーの世界に浸れて、
本当に幸せなひとときでした。
はるばる府中まで行ったかいがありました。
 
今回の展示作品は、半数以上が日本初公開です。
それにしても、
ポスターやチラシのキャッチフレーズが
「夢に、デルヴォー」。
 
・・・。
おやじギャグ?
でも三つ折の立派なチラシ↓。
イメージ 1

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
確かにデルヴォーの作品には、夢の世界に
迷いこんだかのような独特の雰囲気があります。
私が一番好きなのは、以前に京都でも見たコレ。
「エペソスの集いⅡ」
イメージ 2
 
彼の作品には、
黒目がちの裸婦、
神殿、
蒸気機関車
トラム(路面電車
などが繰り返し出てきます。
 
 
 
画面全体は暗く、古代神殿と電車が同居するなど、
時代と空間が絡み合っているところに
夢かうつつか幻か・・・という神秘性を感じます。
展覧会HP

 
  ★  ★  ★

昨日10月6日、上野の東京都美術館
メトロポリタン美術館展」が開幕しました。
 
“MET(メット)”の愛称で親しまれている
この館は、ニューヨークにあります。
世界三大美術館にも数えられ、
古代メソポタミアの遺産から現代アートまで、
幅広い所蔵品を誇ります。
 
今回の展示は古代エジプトギリシアの遺物に、ルネサンス絵画、
印象派、工芸品、写真まで。なんでもありの133点。
テーマは「自然」だそうですが・・・
ここまでイロイロだと、ちょっと無節操な感じも(汗)。
まあ、メットのダイジェスト版といったところ。
一番の目玉はゴッホの「糸杉」だそうです。
 
HPhttp://met2012.jp/
(来年1月4日まで)