「聖☆おにいさん」映画化!

・・・だそうです。
といってもアニメですけどね。
詳しくはこちらをどうぞ。
↑パソコンだと、最初にアクセスしたときに
ちょっとしたアニメが見られます。
“伏せてるんだよねえ?”
 
 
聖人を実写化するのは難しいです。
それが外国人ならなおさら。
 
無理やり日本人にイエスをやらせる、なんて
テルマエ・ロマエのようにはいかんでしょう。
なにせ世界の人口の3分の1を信者に持つ
世界宗教を生み出した人物ですから。
 
過去の大作でも
例えば1959年に作られた「ベン・ハー」では
エスは登場しますが顔は写りません。
 
その後の映画ではマックス・フォン・シドーエクソシストのメリン神父)や、
ウィレム・デフォージム・カヴィーゼルなどが
エス・キリストを演じています。
 
聖書を題材にした多くの映画において、どの人物も
当時まだ存在しない英語を話しているのに対し、
カヴィーゼルがイエスを演じた「パッション」では、
ちゃんとローマ人はラテン語を話し、
エスアラム語を話しているところがすごいです。
 
エスへの鞭打ちのシーンがあまりに残酷で、
欧米ではイエスへの冒涜だ、とかなりバッシングがありましたが、
当時の社会を細部まで忠実に再現したいという
メル・ギブソン監督のこだわりが感じられ、
私はなかなかの作品と思います。
 

さて、ブッダについてですが、
いま読んでいる推理小説に面白い説が出ていました。
 
ブッダが出家したのは、奥さんの浮気が原因だというのです。
ブッダは女性に興味がなく、無理やり結婚させられ、
奥さんが浮気して息子を生み、それがために
息子にラゴラ(ラーフラ)=悪魔、妨げ、邪魔者
と名をつけたのだと。
だからあっさり妻と息子を捨てることができたのだ、と。
 
作者はさらにブッダ(シッダールタ王子)は王子などではなく
商人の出身だ、とか、そもそも悟りを開いてはいない、
などと述べています。
 
作者(正体不明)はおそらく日本古代史の専門家で、
同じ本の中で、
邪馬台国は岩手の八幡平(←ヤマタイと読める)にあったとか、
聖徳太子推古天皇は同一人物だ、などの
持論を展開しています。
エスの奇跡のからくりについても触れているようですが、
まだそこまで読み進んでいません。
 
あくまでも小説なので、どの説も推論にすぎないのですが、
読んでいるとそう信じてしまいそうで怖いです。
なので、題名や作者はここでは伏せておきます。
 
そういう意味では、子供のときに読んでみごとに洗脳されてしまった
高木彬光さんの「成吉思汗(ジンギスカン)の秘密」に
極めて近いです。
源義経とチンギスハンが同一人物だと、
私はしばらく信じてました(笑)。
これも推理小説
典型的なベッド・デテクティヴものです。