乗馬クラブに潜入 その1

10月25日。
 
某乗馬クラブで乗馬を体験してきました。
少し前に、仕事でパルティア人の騎馬技能の高さ
について話したので、
それ以来、久しぶりに馬に乗りたいなと
思っていたのです。
 
パルティア人はイラン系遊牧騎馬民族で、
紀元前3世紀~紀元後3世紀に現在のイランを
支配していました。
 
実はこの時代、まだ鐙(あぶみ)がありません!!
 
なので馬に乗るときは、両膝でぎゅっと馬の胴を
はさんでいなければなりませんでした。
パルティア人は、この状態で手綱を放し、
さらに腰をひねって、動く的(追ってくる敵)に向かって矢を射る、
というのですから・・・すごいでしょ?
 
馬を疾走させながら、後ろに向かって矢を放つ
この「パルティアン・ショット」は、
法隆寺が所蔵する“獅子狩文錦”(ししかりもんきん)
のモチーフにもなっています。
 
参照:「四騎獅子狩文錦」
イメージ 2
 
 
テルマエ・ロマエ』の5巻にも
あったように、
鐙がヨーロッパで普及するのは
7世紀以降です。
 
 
当然、古代ローマ人
鐙なしで馬に乗っていました。
 

 
 
前置きが長くなりましたが、
とにかく約15年ぶりに馬に乗ってきました。
 
まずは、ヘルメットとブーツ、そして
胸部を守るプロテクター(すべてレンタル)を
身につけて、馬場に向かいます。

初心者なので、鞍はセットしてくれています。
こちらが本日の相棒、その名も「マスタング」!!
うおお、大佐~!! (by「鋼の錬金術師」)
 
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と思いきや、さらにその元となった
高級車から命名されたそうです。
↑友人が持っていたので乗ったことあります。
 
マスタングくんは8歳のオスのサラブレッド。
馬の寿命は30年ほどで、
8歳だと人間の25歳くらいにあたるそうです。
ちなみに、現役で活躍している競馬の馬は
2~4歳くらいです。
 
まずはご挨拶のため、顔や首をなでなで。
やさしい目をしてます。そして下まつげが長い!
毛並みも良くて、あったか~い。
馬の体温は38度程度だそうです。
 
そして手の平にのせた角砂糖をあげます。
馬は甘いものが好きで、
“角砂糖をくれる人は良い人”
と思っているそうです。
 
こうして好印象を与えておいて、いよいよ騎乗です♪
 
 
つづく・・・。