リヒテンシュタイン展・後編

昨日の続きです。
 
今回、一番興味深かったもの。それは銀製の
「ぜんまい仕掛けの酒器
(牡鹿にのるディアナ)」↓。
 
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その使い方は・・・

まず、空洞になっている鹿の中に
ワインを満たします。
台座のぜんまいを巻きます。
すると、像がテーブルの上を
走り回ります(笑)。
 
で、ちょうど自分の前に
像が止まった人が、
鹿の首を外して中のワインを
一口飲みます。
またぜんまいを巻き、
鹿を走らせます。
 
 
 
 
これを繰り返すと、だんだんワインが減っていきます。
普通のグラスと違い鹿は複雑な形をしているため、
ワインが変な出かたをして、うまく飲めなくなります。
こうして宴会が盛り上がった、というわけ。
 
・・・貴族のお遊びやないか~い(ひげ男爵)
古くて失礼。
会場では実際に動く様子が、
モニターで映し出されています。

最後の方の作品で特に印象的だったのは、
「復讐の誓い」。
ヴェネツィアの町の片隅に立つ、二人の女性が
描かれている絵画ですが、
謎めいていて、いろんな妄想が膨らむ絵です。
ぜひ会場でご覧ください。
 
私が行った日、ちょうど来場者が10万人に達したそうです。
10万人目は残念ながら私ではなく、
2度目の観覧に来た女子大生です。
私ももう一度行きたいくらい、よかったです。
 
大学生の皆さんは、自分の大学が
国立美術館のキャンパスメンバーに
なっていれば、
「国立」とつく5つの美術館(関東3館、関西2館)の
常設展はいつでも何度でも無料。
特別展は、団体料金で入ることができますよ。
確認してみてください。
 
また、11月中の土日祝に限り、
高校生は「リヒテンシュタイン展」が無料になります!!
 
この展覧会は
来年1月から高知県立美術館に、
来年3月から京都市美術館に巡回します


 
  ●  〇  ●
 

さて、恒例のガチャガチャコーナーです(笑)。
ま~た見つけてしまいましたよ~。
 
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今回はなんと
レオナルド・ダ・ヴィンチ コレクション」
です。
全8種。1回300円。
マグネットと、ダヴィンチの
発明品をモチーフにしたツール。
 
 
私が引き当てたのは・・・

 
 
 
 
 
 
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「かがみもじツ~~ル!!」
(↑ドラえもん風)
 
 
ダヴィンチの手稿のほとんどは
鏡文字(左右が反転している)
で書かれているのですが、
これは右利きでも、鏡文字を
簡単に書くことができる道具、
だそうです。
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本型の道具を開き、
左に反転させたい文章や絵を、
右に紙を置きます。
そして真ん中に立てられた
スモークガラスを
左からのぞきながら、
向こうに見える
反転した文字をなぞる。
 

うーん。・・・使えね~。
こりゃハズレかな。
 
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ダヴィンチの略年表と
ヴィンチ村の観光案内も
ついてます→
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみにこのガチャガチャは、
国立新美術館の地下1階にあるミュージアムショップ
(展覧会のショップではなく)
でみつけました。
 
・・・ウィトルウィウス的人体図のマグネットが
欲しかったよおう(涙)。