「ウォリスとエドワード」

11月12日
 
新宿で映画
「ウォリスとエドワード  英国王冠をかけた恋」を見ました。
HP:http://we-movie.net/
 
現イギリス女王エリザベス2世の父の兄である
エドワード8世とアメリカ人の人妻ウォリスとの
いわゆる“世紀の恋”の物語。
アカデミー賞を取った「英国王のスピーチ」でも
その一部が描かれていました。
 
愛する人のために王冠を捨てた
エドワード8世に注目が集まりがちな中で、
逆にウォリスにスポットを当て、
彼女の方こそ、世紀の結婚によって何を失ったのか、を
テーマにしています。

主人公は2人の女性。
ひとりはもちろん、ウォリス・シンプソン夫人。
そしてもう一人は、
現代のNYに住むウォリスと同じ名前を持つ
もうひとりのウォリス。
 
一人は、夫がありながら皇太子に愛されて
世紀の恋を生きることになり、
一人は、夫が子供を作ることに非協力的なために
その結婚生活はどんどん破綻していく・・・。
2人のウォリスが生きる、過去と現在が交錯しながら
物語は進んでいきます。
 
スタイリッシュな演出、といえばほめ言葉ですが・・・。
上記のような設定を知らないで見た私は、
2人が同じ名前、同じ黒髪だったので
最初は区別が出来ず、ちょっと混乱しました(汗)。
 
監督はあのマドンナ。
いかにも女性監督らしい雰囲気。
2人の主人公の、女性であるがゆえの苦悩が
克明に描かれています。

テーマとは関係ないのですが、
皇太子(国王)に妻を奪われたシンプソン氏が
なんだかかわいそうでした。
自分が帰宅すると、毎日のように皇太子が家に来ている・・・。
それも自分の妻に会うために。
いくらプリンスとはいえ・・・ねえ。
 
やがて二人の仲は世間が知るようになり、
妻を愛していたであろうシンプソン氏は
一体どんな気持ちで離婚に同意したのだろう、と思いました。
今度はシンプソン氏の目線で、新しい映画が
作れそうです(笑)。

さて、来月公開の注目映画はこの2つ!!
 
●「マリー・アントワネットに別れをつげて」12月15日~
HP:http://myqueen.gaga.ne.jp/
 
●「レ・ミゼラブル」12月28日~
HP:http://www.lesmiserables-movie.jp/
 
またレヴュー書きます!