ダマスキナードの呼び鈴

なんだか推理小説のタイトルみたいですが、
昨日のつづきで、トレドの話です。
 
トレドでは、とにかく「オルガス伯~」だけ見て、あとは転げ落ちるようにバスを目指します。
スペイン・カトリック大本山トレド大聖堂にも入らせてもらえず、はなはだ不満。
外観だけ、写真撮影の時間をとってくれました。この大聖堂の中には、エル・グレコ出世作「聖衣剥奪」があります。

トレドの街を歩いていると、部屋を売り出している看板が目立ちます。
むかしながらの石造りの建物に空室が多いようです。
中世の面影を残す街、といえば聞こえはいいですが、路地が入りくんだ坂だらけの旧市街は、現代人にとっては暮らしにくい部分も多いのでしょう。
(壁のあちこちに車をこすった跡が・・・。)
 
このときふと「トスカーナの休日」を思い出しました。
この映画を見て以来、外国で家を衝動買いすることにひそかに憧れています(笑)。
映画をご覧になれば、わかっていただけるかと・・・。
イタリアを舞台にしたおしゃれなラブコメです。

さて、ツアーのバスに戻り、次は土産店に連れて行かれます。トレドの伝統工芸品「ダマスキナード」の店です。
ダマスキナードとは銅板に金糸や銀糸を象嵌したもの。
シリアのダマスクス(西ゴートを滅ぼしたウマイヤ朝の都)から伝わった技術だそうです。
 
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アラベスクな文様がステキでしょ?
デザインも大きさも様々で、値段もピンキリです。
今回、ここで購入したのは写真左のベル。鳴らしたらメイドがやってきそう。
(注:うちにメイドはいません。笑)
 
右のお皿は、以前スペインに行った人からいただいたもの。
店内の商品↓
 
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このお店は工房を併設しているので、職人さんが実際に作っている様子を見ることも出来ます。とても細かい作業です。
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最後の買い物を終えて、空港へ。
こうして、盛りだくさんなスペイン周遊の旅が終わりました。
  
~スペイン旅行記・おしまい~