マリーアントワネットに別れをつげて

12月18日(火)
 
渋谷文化村で
「マリーアントワネットに別れをつげて」という映画を見ました。
 
ここの映画館は火曜日が、誰でも1000円デー。
他の大方の映画館は水曜がレディースデーですけどね。
3日前に上映が開始されたばかりなので、
1000円デーのこの日は、前から数列をのぞき
ほぼ埋まっていました。
 

小説を映画化した作品です。
アントワネットの朗読係だったシドニー(おそらく架空の人物)
という少女が主人公。
HP:http://myqueen.gaga.ne.jp/
 
物語は1789年7月14日(フランス革命勃発の日)の朝、
シドニーが目覚めるところから始まり、
その後のほんの数日間の話です。
 
実際のヴェルサイユ宮殿やプティ・トリアノン離宮
での場面もありますが、
逆にシドニーのような、宮廷に仕える下級貴族
(もしくは平民)の生活の様子が描かれているのは新鮮でした。
 
バスティーユ陥落の場面そのものはありませんが、
その知らせが伝わって、宮廷貴族たちは恐怖と混乱におちいります。
卒倒したり、自殺したり、亡命の準備をしたり・・・。
当時実際、こんな感じだったのかもな~、と思って見ていました。
 
あ、そういえば、10月に横浜で見た「マリーアントワネット物語展」に、
王妃の布地見本帳(ファクシミリ版のレプリカ)が展示されていたのですが、
それが映画に出ていました。
アントワネットがこれを開いてドレス(だったかな?)の生地を
選ぶシーンがありました。

最後の終わり方が、
え、ここで終り?という印象なのは否めません。
ラストがクライマックスなのですが、
この後、シドニーはどうなってしまうの・・・?。
原作の小説がどんな風に終わるのか知りませんが、
続編が書けそうです。
 
フランス革命はその後10年にわたって続く大変革なので
その勃発(バスティーユ陥落)を描いてしまうと、
どこで終わっても物語としてキリが悪い感じになります。
 
最近よく「誰々、最期の〇日間」みたいな
タイトルの映画がありますが(ヒトラーとかポーとか)、
この映画は「フランス革命、最初の3日間」という感じ。
まあ今回の主役はフランス革命でも
アントワネットでもなく、シドニーなのですが。

ついでに今回のアントワネットについて。
彼女の飽きっぽさやわがままぶりを表現したかったのか、
あまりにも“鳥頭”!←三歩歩くとなんでも忘れる。
人を呼びつけておいて、なんであなたここにいるの?
みたいな・・・。
ちょっとひどすぎる(汗)。
 
アントワネット役の女優ダイアン・キートンは、
ブラピ主演の『トロイ』で絶世の美女トロイのヘレンを
演じただけあって、非常に美しいです。
彼女は「ナショナル・トレジャー」シリーズで
アビゲイルも演じています。
今回は、いまだ衰えぬダイアンの美しさに乾杯、ということで。

さて、今週金曜(21日)からは
レ・ミゼラブル」が上映開始です!!
HP:http://www.lesmiserables-movie.jp/