乗馬5級をとるぞの巻 その3

「乗馬5級ライセンス」3日間コースの2日目です。
 
なかなか予約が取れず、1日目から実に1ヶ月ぶりのレッスン。
12月に入って「この冬一番の寒さ!」だとゆーに。
・・・なんでわざわざ、仕事に行くより早起きして
山奥へ出かけなきゃならんのだ。
 
と思っている時点で、屋外でやる趣味って
私には合わないかも・・・。
暑い、寒い、雨、花粉・・・。
HPなどの案内に、“1ヶ月以内に3回のレッスンを終了してください”
とあったので、11月中に終わらせるつもりだったのに・・・。

さて。本題。(以下、自分の備忘録でもあるので
細かく記録しています。)
 
私が受講しているコースは、
予め鞍や手綱がセットされた状態の馬に乗るのですが、
正式な会員さんたちは、裸馬からちゃんと自分で
鞍などをセットできるのだそうです。
というわけで、今日は最初に馬装(馬具の付け方)の講習を受けます。
 
馬房へ行き、この日乗る相棒、メスの「ネロ」(8歳)を引き出し、
馬装する場所へ連れて行きます。
引き綱を外して「無口」につなぎます。
正式には「無口頭らく」。これはハミがついていない綱で、
左右の柱に馬をつなぐものです。
 
まずは馬のブラッシング。
2種類のブラシがあり、「根ブラシ」は乗る前に、
「毛ブラシ」(根ブラシよりブラシの毛が短い)は
乗った後に使います。
 
私も、根ブラシでネロにブラシをかけてあげました。
気持ちよさそうに首を振ります。かわいい♪
汚れを取るだけでなく、マッサージにもなり、
馬と仲良くなるスキンシップの時間でもあります。
 
次は蹄の掃除。
これを「裏堀り」といいます。
まず馬の左側に、馬のおしりの方を向いて立ち、
左手で、馬の左前足の「球節」に軽く触ります。
調教された馬は、蹄の少し上の「球節」という
関節を触られると足を曲げます。
 
持ち上がった蹄をすかさず左手で受け、
自分の膝のあたりに引き寄せて、
鉄爪(てっぴ)という柄がついた金具で
蹄の裏にたまった泥を搔き出します。
蹄側が頂点になる逆V字を描くように掘ります。
 
同じように馬の左に立ったまま、
向こうに手を伸ばして右前足もやります。
そして左後ろ足、右後ろ足。
 
今回は見るだけだったのですが、
次の回のレッスンでは、左前足だけ実際にやらせてもらいました。
終わって手を離すと、すぐに馬は足を下ろしますが、
そのときに足の甲を踏まれないよう注意します。
(500キロに乗られたらひとたまりもありません。)
 
さて、これで、騎乗前のお手入れ終了。
 
次に馬の背にゼッケンと呼ばれる緑の布や
クッションとなる黒い布などを何枚か置いてから鞍をおきます。
そして鞍を固定する腹帯(馬のお腹をぐるりと一周しているベルト)を
軽く締めます。
 
次は鐙を吊っている革ベルトの長さを調節。
だいたい、自分の腕の長さに合わせるそうです。
その後、今度は腹帯をしっかりとキツめに締めます。
これをギュッと締められると、馬も仕事モードに入るようです。
乗っている途中でも、腹帯は度々締めなおします。
これが緩むと鞍が固定されず危険です。
 
「無口」を外して「ろく」をつけます。
これは、馬の顔にはめる革紐やハミや手綱がつながっているもの。
やっと準備完了。
 
手綱を引いて、馬を馬場へ連れて行きます。
 
~次回につづく~