内なる旅 その1:妖怪の園へ

東京に大雪が降ったその数日後、
哲学堂公園」に行きました。
西武新宿線新井薬師前駅から真~直ぐひたすら
15分ばかり歩きます。
 
と、出口に着いてしまうので、中を逆順に突き抜けて、正面に回ります。
公園なので入場料などはありません。やっと
正面入口に到着。
2本の石柱があります。
右は「哲学関」左は「真理界」。
 
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ここを入ると管理事務所があり、そこで公園のマップを購入(200円)。
さあ、精神世界への七十七箇所めぐりの始まりです。
 
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そもそもこの公園を作ったのは、東洋大学の創建者で
哲学者の井上円了。またの名を妖怪博士。
精神修養の場として、私財を投じてこの公園を作ったそうです。
 
懐疑巷、経験坂、唯物園、客観蘆、認識路など
哲学的なネーミングの場所が点在しています。
この公園を逍遥しながら、哲学的思索にふけるわけですな。
 
最初に「哲理門」があります。
瓦すべてに哲、哲、哲・・・。
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中をのぞいてみましょう。
お寺なら仁王さんがいる場所ですが・・・
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まずは右側。お、天狗を発見。
鼻が高いのに羽が生えている。足は鳥っぽい。
鼻高天狗とカラス天狗のミックスか。
 
お次は左。
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わわわっ。出たあああ~~。
女のユーレイです。かなりリアル。
大きな壷のような釜のようなものから出てきてます。
この門は別名、妖怪門と呼ばれ、
天狗は物質世界の不思議を、幽霊は精神世界の不思議を
象徴しているそうです。
 
順路的にはこの門はくぐらず、門の前を右へ。
「常識門」や「髑髏庵」、「鬼神窟」を過ぎて
林の中を少し下ると「三祖碑」(↓写真)があります。

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右から、中国の黄帝、インドの足目仙人(アクシャ・パーダ)、
ギリシアタレスの浮き彫りが施された石碑です。
 
・・・哲学の旅は始まったばかり。
続きはまた今度。