王羲之展
水曜・中国デーです。
書聖・王羲之の「蘭亭序」。
「永和九年」で始まる、あまりにも有名なその書は、
現在誰も見ることができません。
唐の太宗(第二代皇帝)が王羲之の書を愛でる余り、
彼の真筆の多くを自分の墓に入れさせたからです。
特に蘭亭序は、それを保管していた人をだまして
盗み出させるほどの執心ぶりでした。
「永和九年」で始まる、あまりにも有名なその書は、
現在誰も見ることができません。
唐の太宗(第二代皇帝)が王羲之の書を愛でる余り、
彼の真筆の多くを自分の墓に入れさせたからです。
特に蘭亭序は、それを保管していた人をだまして
盗み出させるほどの執心ぶりでした。
現在「蘭亭序」と呼ばれる作品のすべては、
誰かが作ったコピーです。
手本を横において真似て書く臨書だけでなく、
手本の上に薄い紙をおき、まずは極細の筆で輪郭をなぞり、
その後なかを塗りつぶす、という方法もあるそうです。
誰かが作ったコピーです。
手本を横において真似て書く臨書だけでなく、
手本の上に薄い紙をおき、まずは極細の筆で輪郭をなぞり、
その後なかを塗りつぶす、という方法もあるそうです。
出口近くにあった、篆書の般若心経の掛け軸も
すごく良かったなあ。
すごく良かったなあ。
12幅の掛け軸の1幅につき2行、各行12文字。
視界いっぱいに整然と並ぶ篆字。うーん、壮観。
視界いっぱいに整然と並ぶ篆字。うーん、壮観。
ちなみに日本の書道のお手本の字は
王羲之の字です。
王羲之の字です。
ところで・・・楷書→行書→草書の順にできた、
と思っていませんか?
実は楷書の次に、行書と草書が同時にできました。
と思っていませんか?
実は楷書の次に、行書と草書が同時にできました。
最後に、王羲之にまつわるエピソードを一つ。
あるとき街で扇を売っているおばあさんがいました。
しかしあまり売れている様子はありません。
そこへやってきた王羲之。サラサラ、と
扇になにやら書き付けました。
あるとき街で扇を売っているおばあさんがいました。
しかしあまり売れている様子はありません。
そこへやってきた王羲之。サラサラ、と
扇になにやら書き付けました。