実はイタリア~ノ

この間、節分の話を書きました。
そのときにタイトルを考えていて、思い出したことがあります。
 
あの「♪鬼~のパンツはいいパンツ~」という替え歌、
元はイタリアの歌だというのはご存知だと思います。
サビのところが有名ですね。
「♪フニクリ、フニクラ、フニクリ、フニクラ~」
ってところ。タイトルもそのまま。
 
ローマ帝国黄金期に、南イタリアの街ポンペイ
のみこみタイムカプセルにしてしまった、ヴェスヴィオス火山。
この火山を観光地として売り込むため19世紀末に作られたのが
「フニクリ・フニクラ」です。
世界最古のコマーシャルソングともいわれます。
イタリア語でケーブルカーのことをフニコラーレと言います。
語感の面白さと親しみやすいメロディーで世界に広まりました。
 
北イタリア・ボローニャの児童音楽祭で入賞した
子供向きの歌も日本によく輸入されています。
例えば・・・
 
「♪黒猫のタンゴ、タンゴ、タンゴ!」
一定以上の年齢の方にとっては懐かしい歌ですなあ。
日本語の歌詞では、男の子がタンゴという名の
自分の飼い猫をひたすらほめまくる内容ですが・・・。
元の歌詞ではこんなお話。
 
ボクはキミに本物のワニをプレゼントするよ。
そのお礼にキミは黒ネコをくれるって言ったよね。
でもキミがくれたのは白ネコだった。
ボクは黒ネコが欲しかったのに。
黒ネコが欲しかった!黒猫が欲しかった!
 
・・・という若干理解に苦しむ歌詞。
ちなみに2番ではキリンを、3番では象を
あげるらしいですよ。(←モヤさま風)
 
 
さて、もう一つ例をあげましょう。
「♪ランララ、ランララ、ランララ、ランラン
・・・・・・・・・オレ!!」
で始まる「トレロ・カモミロ」。
これまたわたくし子供の時、大好きでした。
 
トレロは闘牛士の意味。
闘牛士の歌なのでスペイン生まれかと思いきや、
イタリアで作られた歌でした。
歌詞の内容は日本語版とほぼ同じです。
ちなみにスペインでは、スペイン人に対する偏ったイメージ
シエスタばかりして働かない)を助長するということで、
この歌は嫌われています。
 
そもそもスペイン人(カスティーリャ人)は、
スペインといえば闘牛、フラメンコ、と言われるのを嫌がります。
それは両方ともカタルーニャの文化でしょ、というわけ。
関連記事:http://blogs.yahoo.co.jp/moralehistorya/31103575.html

以上3つの歌をイタリア語で歌えるようになりたいなあ、
と思い、これからゆっくり練習していく予定。