St.Patrick's Day!

今日3月17日はアイルランド守護聖人聖パトリックの祝日」です。
アメリカやアイルランドでは緑色の人たちが
大騒ぎしていることでしょう。
 
聖パトリックは5世紀にブリタニアからアイルランドに渡り
アイルランドに初めてキリスト教つまりカトリックの信仰を
伝えた伝説的な人物です。
また彼はアイルランドから毒虫と蛇を追い払ったとされており
現在アイルランドに蛇がいないのは彼のおかげだとか。
 
彼は伝道にさいし、アイルランドのいたるところに生えている
「シャムロック」を使って「三位一体」の考えを説明しました。
「シャムロック」は日本ではシロツメクサとかウマゴヤシと呼ばれる、
いわゆる三葉のクローバーの一種です。
 
「三位(さんみ)一体」とは、
“父なる神、子なるキリスト、精霊”が同一にして不可分である、
というカトリックにおける根本教義のこと。
よくクリスチャンの人が十字を切るときにこう言いますね。
「父と子と精霊との御名(みな)において、アーメン」
ラテン語では、「イン・ノーミネ・パトリス・フィリス・スピリトゥス・サンクトゥス」)
 
聖パトリックはシャムロックを持って、人々に
「葉が3つに分かれているのは父と子と精霊が
三位一体(トリニティー)であることを表しているのだよ」
と語りました。
アイルランドの首都ダブリンにある名門大学の名も、トリニティーカレッジ。
アイルランドはがちがちのカトリックの国。
お隣のイングランドカトリックを捨て英国国教会に変わったのちも
ずっとカトリックの信仰を守り続けています。
 
そういうわけで、セント・パトリックス・デーには
アイルランド人やアメリカのアイルランド系移民の人々が
シャムロックを服につけたり、お店に飾ったり、
はては全身緑色の服を着たりしてお祝いをします。
日本でもこの日が近づいてくるとアイリッシュ・バーで
お祭りムードを味わえますよ。
今夜はギネスでかんぱ~い!