鯉が出世すると?

今日は朝から出かけていて、更新が遅くなりました。
遅くなりついでに、もはや過ぎ去った端午の節句のおはなし。
節句については以前も言及していますので
こちらをごらんください
参考:http://blogs.yahoo.co.jp/moralehistorya/31272249.html
 
端午の節句の日には菖蒲湯につかりますね。
日本ではショウブが「尚武」に通じるところから
男の子の立身出世を願う日となり、兜や鎧を飾るようになりました。
 
また同時に鯉のぼりも飾りますね。
あの鯉たち、一体どこを、なんのために泳いでいるか、
ご存知ですか?

彼らがいるのは中国の竜門というところにある滝です。
(ここは世界遺産に登録されている「竜門石窟」という
石窟寺院でも有名。中国の3大石窟の1つです。)
 
竜門の滝はひっじょーに流れが激しく、生き物がそこを
遡上しようとしてもなかなかあがれません。
しかしもし、そこを鯉が登りきることが出来れば
その鯉は竜になる、とされています。つまり出世するわけです。
 
この伝説から、この滝のある場所を鯉が竜となる門、竜門
と呼ぶようになり、また何かのプロや一流になるきっかけのことを
登竜門と呼ぶようになりました。
 
端午の節句といえば、私はかしわ餅よりちまき派。
ちょうどこの日に入水自殺した詩人、屈原の弔いのために、
彼のお姉さんがもち米を笹の葉に包んで、彼が死んだ川に
投げ入れたのが、ちまきの起源とされています