フェルゼン編・考

7月9日
 
東京宝塚劇場で、雪組
ベルサイユのばら ~フェルゼン編~』
を見ました。
 
私の場合、タカラジェンヌには詳しくないので
誰が出演しているかより、演目(ストーリー)が大事。
というか、ほとんど『ベルばら』と『エリザベート』しか
見ていません。

逆に言えば、『ベルばら』だけは一路真輝杜けあきの時代
から全部見ているのですが、正直なところ
回を重ねるごとに脚本がちょっと・・・うーむ。
 
今回は「フェルゼン編」であって
「フェルゼン&アントワネット編」ではないのですよね。
いつもの♪青きド~ナ~ウ~の~、岸部に~
から始まると無意識に思い込んでいたので
冒頭からちょっと拍子抜け。
 
これまでの作品とは違うものを作ろうという
意図はわかるのですが、原作にない場面や
人物の言動がストーリー展開上または
当時の風習や習慣上、不自然な場面が多く、
このシーンは必要なのか?という疑問が・・・。
似た様なことを、近くの人も幕間に言っていました。
 
結局、一番盛り上がったのはバスティーユ陥落の場面。
『オスカル&アンドレ編』のクライマックスそのままでした。
『フェルゼン編』と銘打ったのであれば、私としては
彼の人生最大の出来事である“ヴァレンヌ逃亡事件”を
ぜひちゃんと描いてほしかったです。
フェルゼンがアントワネットを救うために真に命をかけた日々と
あの運命の一夜を、なんとか舞台で表現してほしかった。
(まあ馬をどうするかという問題はありますが。)
 
ちなみに、原作で私が好きなのは、革命勃発後に
初めて二人が再会する場面です。
「あなたはばかです。みんながベルサイユをすてて
わたしをすてていくときに・・・
こんなときに・・・!」
のところ。
 
さて、いまのトップさんになって初めて雪組を見たのですが、
いや~美形ぞろいですなあ。みなさん超かっこいい☆
ルックスも歌もダンスもお芝居もすべてすばらしかった。
それだけに、脚本がいまいちだったのが残念でした。
 
あ、まえに大劇場で買ったお菓子「クグロフ」は
今回は見かけませんでした。
かわりに、買いそびれていた「pen」(少女マンガ特集号)が
あったのでゲット♪これから読みます。
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