Fragile3 ドイツの白ワイングラス

こう暑いと、昼休みにランチを買いにコンビニに
行ったさい、うっかりビールを手に取ってしまいそうです。
おっと、仕事中仕事中。
 
実はここ数ヶ月わたしは炭酸水ダイエット(?)にはまっています。
ビールが飲みたいな~という気分のときにかわりに炭酸水を飲むのです。
甘くないただの炭酸入りの水。
もともと私はビールをあまりたくさん(1缶全部)飲めないので、
炭酸ののどごしで十分、清涼感が得られます。
かつビールとちがってカロリーゼロ。
炭酸でお腹もふくれるし。
 
で、炭酸水を他にも何かに使えないかと考えて
思いついたのが、ワインを炭酸で割る!!
実はドイツやオーストリアには白ワインを炭酸水で割って
飲む習慣があるのです。なので真似てみました。
(上等なワインは割ったらもったいなので、
カジュアルなワインを使っています。)
アメリカではスプリッツァーと呼ばれ、カクテルのような
感覚で飲まれているそうです。
最近は日本でも缶入りのスプリッツァーを売っていますね。
 
ワインを炭酸で割れば飲みやすくて、量も増えるから
1本しか空けてないのに2本くらい飲んだ気になれます。
暑い夏におすすめ。
赤だとスペイン産のフルボトルなど、かなり濃い目のものを
使うと良く合います。そこにレモンやオレンジをしぼるのもいいですね。
 
さて、今日ご紹介するのはドイツの白ワイングラス。
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ドイツで白ワインを頼んだら、必ずと言っていいほど
このグラスで出てきます。
やはり暑いときは赤より白ワイン☆
このグラスには、葡萄の房とツルがデザインされています。
職人さんが1つ1つ、手に持ってグラインダーに押し当てることで
少しだけ表面をけずり、模様をつけるのです。
 
ステム(脚)が太いのも特徴です。現代のワイングラスは
ステムが折れそうに細いですが、中世のワイングラスはこんな感じ。
しかも表面に深い溝がいくつもあって、とてもデコボコしています。
さて、ここで問題。
このデコボコは一体何のためでしょうか???
 
ヒントは中世ヨーロッパの食習慣にあります。
 
かつてヨーロッパ人は食事を手で食べていました。
実はナイフやスプーンに比べ、フォークが普及するのは
ずっと後なのです。
例えばフランスには16世紀半ば、イタリアのメディチ家から
嫁いだカトリーヌ・ド・メディチが、
初めてフォークを伝えた
とされています。
 
肉料理を手で食べると手がベトベトになります。
脂まみれの手でワイングラスをつかもうとすれば当然滑ります。
つまりステムのがたがたは滑り止めだったのです。
その安定感のある太さも、しっかりと握れるようにでしょう。
 
ところでドイツワインといえばこんな形の瓶を
見たことがありませんか?
 
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これはフランケンワインに使われる瓶で「ボックスボイテル
と呼ばれます。丸くてかわいい!・・・とおもいきや、
その名の意味は「ヤギの睾丸袋」。
・・・。
うら若き乙女のみなさん、失礼しました~(笑)。