オスマン朝の街並み・サフランボル

前回触れたように、今日はオスマン帝国時代の
街並みをよく残している、トルコのサフランボルを紹介します。
その名はサフランにちなむとか。
 
ここに来たら、まずはフドゥルルックの丘に登って
町を一望しましょう。
 
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モスクやハマムの隙間に17~18世紀の木造の民家が
ひしめいているのがよくわかります。
赤茶色の瓦屋根と、2階以上が1階よりせり出している↓ところ、
そして太い梁をあえて見せているのが特徴です。
 
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中を見学できる古民家もあり、その代表が
19世紀初頭に建てられた「カイマカムラル・エヴィ」。
靴の上からビニール袋を履いて、そっとお邪魔します。
 
2階に上がると様々な用途の部屋が。
いずれも窓際に作り付けのベンチがあり、
床は何重にも絨毯が敷かれています。
当時の生活の様子を、マネキン(白人)が再現してくれています。
 
一番驚いたのはお風呂。
クローゼットを開けたらいきなりお風呂!!
 
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しかしここで爆笑している場合ではなかった。
この日泊まったのが古民家を改装したホテルで、
これに近いつくりでした。

つまりですね、部屋の一角に
「タンス・・・?」
と思うような観音扉があり、開けるとそこに
超せまい洗面所とトイレとシャワーが出現するのです。
 
しかもタンスに入るには40センチくらいの段差を
よいしょっ!と上がらなければいけません。
水場の方が部屋より高い・・・。
しかも古い木造家屋なのに換気システムがまったくない。
日本だったらすぐに壁や柱にカビが生えるか
腐ると思うんだけど・・・。
 
古民家に泊まる!というのは響きは良いですが、
使い勝手はいまいち、とお考えください。