5分でわかる地球の歴史

本日は予告どおり、宇宙が生まれてから
地球上に人類が現れるまでの流れを、たった5分で
紹介します。
 
宇宙は約137億年前にビッグバン、と呼ばれる
大爆発によって誕生しました。
これはすざまじいエネルギーの放出で、
一瞬のうちに宇宙は拡大しました。
 
40万年の後、少し宇宙の温度が低下して、それまで
飛び回っていた電子、陽子、中性子が結びついて
原子が生まれ、ガスが生まれ、重力によって集まった
ガスは恒星となりました。
 
ビッグバンから1億年後、私たちの住む銀河が生まれました。
この宇宙には、約1250億個の銀河があるといわれています。
太陽が生まれたのは、約46億年前です。その直後、次々に
太陽系の惑星が生まれ、地球や月が誕生しました。
それから数億年後には、地球上にバクテリアのような
生命体が出現しました。
生命体はその後、海の中で様々な進化を遂げます。
 
約5億年前のカンブリア紀には魚などの
脊椎動物が現れます。よく化石で発見される
三葉虫が生まれたのもこのころです。
約4億年前には、有名なアンモナイトが登場します。
その後、約3億7000万年前に、両生類が海から
陸に上がり、爬虫類へと進化します。
 
約2億5000万年前には、巨大化した爬虫類、
恐竜が現れます。彼らはその後、
三畳紀ジュラ紀白亜紀と、2億年近く、地球を支配しました。
恐竜の化石は世界中で見つかっていますが、
それはこの当時、地球上には大陸が一つしかなかったからです。
つまり現在ある大陸は、
もともとひとつながりの大きな大陸で
それが徐々に移動しながら分かれていったのです。
 
恐竜は約6550万年前に絶滅しますが、
その理由は、巨大隕石の衝突と、それに伴う
気候変動、火山の噴火、疫病の蔓延などと考えられます。
最近の研究では、このときに生き延びた小型恐竜が、
鳥に進化したのではないかと考えられています。
 
恐竜が絶滅したあとの地上では、哺乳類が繁栄しました。
哺乳類が様々な動物に進化するなかから霊長類が生まれ、
その一部がヒトに、残りはサルになりました。
こうして、世界史の主役である、人類が誕生したのです。
地球の誕生から今日までの時間を24時間におきかえると、
人類の祖先が誕生したのは、23時58分43秒。
人類が、ホモ・サピエンスと呼ばれる今の私たちの
姿になったのは、23時59分57秒の時点です。
つまりその後の人類の歴史は、残りのたった3秒にしかなりません。
地球の歴史がいかに長いかが、わかりますね。