歌うテルマエ・前編

5月6日、連休最終日。下北沢のライブハウスで行われた
ヤマザキマリさん&とり・みきさん(男性)の
トークライヴに行ってきました。コンビ名?は「とりマリ」。
去年に続きこれが2回目のイベントだそうです。
フライヤー↓
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ヤマザキさんはマンガ『テルマエロマエ』の原作者。
17歳で単身イタリアに移住し、その後ポルトガルやシリア、アメリカなどを
転々とし、現在はイタリアに住んでいます。
とり・みきさんも漫画家で、現在ヤマザキさんとの合作
プリニウス』という作品を連載中。
関連記事:http://blogs.yahoo.co.jp/moralehistorya/32708876.html
 
実はテルマエの最終話近くの背景なども、とり・みきさんが
描いていて、それがきっかけで合作に至ったとか。
 
前半の第一部は、唐突にヤマザキさんの歌から始まり、
(とりさんがギター)、ボサノヴァ(?)をポルトガル語
2曲歌ったところでトークへ。
地声がかなり低いのに、歌はとても繊細な高い声だったので、
ちょっとびっくり。
 
マンガや映画のテルマエの色々な話が聞けました。
テルマエはシリアに住んでいるときにイメージが沸いたそうです。
 
シリアは今は内戦で大変なところですが、
ヤマザキさんが住んでいたとき、ローマ時代の遺跡を
見に行ってみたら、世界遺産の中にフツーに地元の人が
住んでいて、遺跡をしげしげ見ていると中から人が出てきて
「おれんちに何か用か?」。
 
このときに、過去と現在が共存している、タイムスリップしたような
感覚を覚えたのが、『テルマエ・ロマエ』が生まれるきっかけ
だったとか。
そして、長い海外暮らしのために、お風呂に浸かることに対する
渇望が10年間積もり積もったことも。
 
ヤマザキさんは、今回は映画の撮影を見に行かなかったそうですが、
前回
の撮影のときにキャストの人たちと随分仲良くなり
今もよく付き合いがあるそうです。
「この間、阿部さんと上戸あやちゃんがナポリに行ったんだけど、
阿部さんからメールがきてね、
“ローマ風呂の遺跡を見ましたよ!
あの時代にあんなすごいものがあったんですね!”
・・・って、あんたねえ、だからそれを最初っから、わたしは!」
一同爆笑。
「なにをいまさら・・・。やっぱり、実際に見るとね・・・」
 
確かに書籍などで知っているつもりのことでも、
実物を目の当たりにして改めて、こういうことだったのか!
と思うことは私もよくあります。
 
トークの様子(左がヤマザキさん)↓
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今回のイベントは撮影OK、ツイートOK。
みんなスマホで写真を撮ったり、速攻でツイートしてました。
私は古い携帯で撮ったので映りが悪いです。
基本イス席ですが、当日券は売り切れ、立ち見の人も。
超満員の大盛況でした。
 
やがて話は連載中の『プリニウス』にうつり、
おふたりが取材旅行に行ったさいのビデオ上映がありました。
ポンペイやエルコラーノの遺跡や、ナポリの考古学博物館など。
 
とり氏 「これは、廃墟みたいですが、19世紀に使われていた
ホテルです。ポンペイに観光に行く人たちが
泊まってたんですが・・・いまは“シャイニング”な感じ。」
ヤマザキ氏 「うーん、宜保愛子さんが来たら、
いろいろ見えちゃいそうな・・・」
とり氏 「あ、宜保愛子さん、もう亡くなりましたよ。」
ヤマザキ氏 「え、そうなんですか。知らなかった。」
こんな感じで、とにかくふたりの会話が楽しい!
※シャイニングの意味が分からない人は、
シャイニング 映画 でアンド検索してちょ。
あ、若い人はギボさんも知らないか・・・。
 
ちなみにヤマザキさんは、最近アイドルの“嵐”の番組に
出ていましたが、海外暮らしが長いので、嵐って何?だったそうです。
 
15分ほどの休憩をはさんで、後半はライヴ。
ヤマザキさんが歌い、とりさんがギター。
バンドもついています。
 
ヤマザキさん熱唱中↓
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長くなりましたので、
後半のライヴリポートは明日に。