ハドリアヌスとアントニヌス・ピウス
『テルマエ・ロマエ2』の人気に乗じて、ローマネタ☆
ご覧ください。左の書庫の一番下です。
説明は昨日の記事を参照ください。
アーチの向こうにアクロポリスとパルテノンの屋根が
見えています。
この面に「ハドリアヌスの都」と書かれています。
写真を撮っているこの位置から後ろを向くと、
ゼウス神殿があります。
万一、神格化されないと、その皇帝は「国家の敵」
と見なされ、彼の治世中のあらゆる功績が
記録から抹消されてしまうのです。
そして「暴君」という不名誉な枕ことばが
つくようになります。その典型例がネロ帝です。
と見なされ、彼の治世中のあらゆる功績が
記録から抹消されてしまうのです。
そして「暴君」という不名誉な枕ことばが
つくようになります。その典型例がネロ帝です。
「ピウス」とは「敬虔な」という意味です。
なぜこの称号がついたのか諸説ありますが、
一説に、
「もしハドリアヌス帝が神格化されないなら、
私は皇帝の位を継がない!」
と彼が元老院に言ったからとされます。
なぜこの称号がついたのか諸説ありますが、
一説に、
「もしハドリアヌス帝が神格化されないなら、
私は皇帝の位を継がない!」
と彼が元老院に言ったからとされます。
つまり、生前自分をかわいがってくれた
誤解多き先帝への義理堅さ、忠誠心などが
「敬虔なアントニヌス」という呼び名の由来であろう、と。
誤解多き先帝への義理堅さ、忠誠心などが
「敬虔なアントニヌス」という呼び名の由来であろう、と。
では最後に、容姿端麗で高貴な顔立ちだった
といわれるアントニヌス・ピウスの肖像をご覧ください。
五賢帝はすべて実子でなく養子に継がせていますので
前任者と顔は似ていません。でもヒゲは受け継がれました(笑)。
といわれるアントニヌス・ピウスの肖像をご覧ください。
五賢帝はすべて実子でなく養子に継がせていますので
前任者と顔は似ていません。でもヒゲは受け継がれました(笑)。
確かにやさしそうなお顔ですね。