不思議の国

オバマに引き続き・・・
ポール・マッカートニーは一体何しに来たんだか。
もう年なんだから、気をつけてください。
 
さて、かくいう私も、週末なんだかんだあって
ただいまちょっとお疲れぎみ。
今日は人様のネタで失礼します。パクリですみません。
 
根っからの文系人間なのですが、なぜか数字がからむ
論理学や、いわゆる“詭弁”には昔からちょいと興味があり・・・。
アキレスと亀」とか「クレタ人はうそつきだ」といった話は
有名ですが、今日は私のお気に入りの話をふたつ紹介します。
わたくしの体力が回復するまで、しばらく悩んでいてください(笑)。

●その1
 
A、B、Cの三人が千円ずつ出し合い、D君に買い物を頼んだ。
D君は3000円を持って買い物に出かけたが、
お店の人が500円まけてくれたので2500円しか
払わずにすんだ。
 
D君は浮いた500円のうちの200円をせしめて、
あとの300円をA、B、Cに100円ずつ返した。
ABCは結局一人900円つまり三人で2700円使ったのであり、
D君がせしめたのは200円だから、合わせると2900円となる。
最初に用意したのは3000円だったはず。
あとの100円はどこに消えたのか??

●その2
 
ある男が芝居に行こうと思ったが、チケットは1シリング6ペンスで、
手元には1シリングしかなかった。そこで質屋に行き
1シリングを預けて9ペンス借りた。つまり1シリングの質札と
9ペンスの現金を持って質屋を出た。
 
その後、友人に会ったので、彼に質札を9ペンスで売った。
こうして現金は9+9ペンスで、1シリング8ペンスとなり、
芝居を見ることができた。
誰が、いくら、損をしているのか??

出典:「詭弁論理学」野崎昭弘/中公新書
   「不思議の国の論理学」ルイス・キャロルちくま学芸文庫
 
※『不思議の国のアリス』で有名なルイス・キャロル
 (本名ドジソン先生)は数学者でもあります。