ビアカフェ巡り1・パピエドレ

ベルギーはビール大国。世界三大ビール消費国、であります。
あとの二つはドイツとチェコ
みんな昼間っからビール。午前中からノドが乾いたらビール!
食事のときにビールなしなんて考えられない!
 
実はベルギーはブドウ栽培の北限を超えていて、ブドウつまりワインが
造れません。それもあって、ビールがたくさん飲まれています。
ベルギー全土には800種ともいわれるビールがあり、
多くは瓶ビールなので、気に入ったものを買って帰ることもできます。
ビールにはかなりのこだわりがあり、それぞれ専用のグラスで飲みます。
 
今日は、ブリュッセル到着の日に最初の1杯をいただいた
お店を紹介します。
ベルギー、ブリュッセルといえば、シュルレアリスムの画家
ルネ・マグリットをさけては通れません(大ファンです☆)。
ユーロ導入以前、ベルギー紙幣の肖像にもなっていた人です。
市内にはマグリット美術館もあります。
 
そのマグリットが行きつけだったバーが、
「ラ・フルール・アン・パピエ・ドレ」。
直訳すると「金紙の花」。
どこが入り口だかわかりにくく、思いっきり入りにくい!
 
イメージ 1
 
 
ほんまにココかいなと、しばしためらったあと、
店の外で飲んでいた兄ちゃんに恐る恐る
「パピエ・ドレ・・・ここですよね?」と確認。
「そう、そこのドアから入るんだよ」
と教えてもらい・・・。
さらにそこへたまたま通りかかったご婦人が、
「ここはね、伝統的なベルギーの雰囲気が残っている
とっても良いバーなのよ!特に私は、冬場にここの料理を食べるの。
そうしたら、一日中幸せな気分になれるのよ。
壁に詩が書いてあったりしてね、昔のまんまのすっごく良い店よ!」
と熱弁。通りすがりの方にお墨付きをいただき、
ようやく入る勇気が出ました(汗)。
 
イメージ 2
 
で、入ってみたら、すんごく良い雰囲気じゃないですかー!!
 
イメージ 3

確かに壁に詩がかいてあります↑。
 
イメージ 5
 テーブルにはたくさんの文字が刻み付けられています。
昔の常連さんたちの落書きでしょうか。有名人のもあるのかな?
 
まだ時間が早かったのであまりお客さんがおらず、
店員のおじさんたちも親切で、なんだかほっこり。
ここでおすすめのグーズビール(写真手前)をいただいて、しばしの休憩。
奥は意外と広くて、突き当たりの部屋にはシュルレアリストらの
巨大パネル写真も飾ってありました。
右から二人目がマグリットです。
この部屋は最近になってリノベーションしたのか、
モダンなつくりで、天窓もあって明るいです。
 
イメージ 4
 
シュルレアリストのたまり場だったということで、
ファンにはたまらない場所です。
ベルギー滞在中、もう一度くらい来たいなあ、と思っていたのですが
叶わず(涙)。またいつか行ってみたいバーです♪