ショコラティエ巡り3・デルレイ

ご無沙汰しています。
日本人人質殺害事件のショックからやっと立ち直りました。

バレンタインは終わってしまいましたが、
ベルギーチョコの話はまだ続きます。
今日は日本でもおなじみの「デルレイ」です。
アントワープ中央駅からそう遠くないところに本店↓があります。

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あ、そういえば先週末の「美の巨人たち」でアントワープ中央駅が
取り上げられていました。世界の駅シリーズの第1作目。
ここの駅舎はほんっとにキレイです!宮殿のよう。駅そのものが芸術!
こんな感じ↓
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さて、デルレイの話に戻って。
朝の10時ごろに行ったのですが、チョコレートを選んでいる間にも
品の良いおば様方が次々に奥のサロン(喫茶室)に消えていきます。
ランチ前からスイーツ食べておしゃべりするのかしらん・・・。優雅だな~。
ショップの方は意外と狭く、他にお客さんもいなかったので
店内の写真は遠慮しました。
まずはずらーと並ぶチョコの中から、定番の手の形のチョコを買い、
これ↓は店を出てすぐいただきました。

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アントワープ(英語読み)はオランダ語アントウェルペン
これは「手を投げる」という意味。古い伝説に由来します。

昔、アントワープのスヘルデ川のほとりに
アンティゴンという巨人が住んでおり、川を通る船から通行税を
取り立てていました。支払いを拒めば腕を切り付けられます。
あるときローマ兵のシルヴィウス・ブラボーがこのアンティゴンの
手を切り落とし、川に投げ捨てて成敗したそうです。
それ以来この町はANT(手)をWERPEN(投げた)と
呼ばれるようになりました。

そういうわけで「切り取られた手」はアントワープの町の象徴なのです。
市庁舎前の噴水は、ちょうどアンティゴンの手を投げようとしている
ブラボーの姿がデザインされています↓。
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デルレイのもう一つの定番といえば、日本でもおなじみの「ダイヤモンド」。
アントワープは中世以来の、世界的なダイヤモンド市場ですからね。
デルレイの最寄りの地下鉄の駅の名も「ダイヤモンド」です。

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私が買ったこの↑4粒入り、現地で買えば1箱800円くらいですが・・・
銀座で買うと1粒500円!1粒ですよ!
・・・まさに食べるダイヤモンド!
ひとつひとつ味も違います。おいしくいただきました☆