ふしぎにひたる「マグリット展」&現地グッズ

乃木坂・国立新美術館で開催中の『マグリット展』に行きました。
HP:http://magritte2015.jp/index.html
7月11日~京都市美術館に巡回。

土曜に行ったのですが、到着してまず驚いたのは1階で開催中の『ルーヴル美術館展』の列!!
ルーヴル展HP:http://www.ntv.co.jp/louvre2015/

館内だけでなく館外にもずらずらずら~とすざまじい行列が!会期末とあって、やっぱ土日は混むんですね~。まあ鳥獣戯画の行列には負けるけど。めっちゃ天気が良いのが気の毒・・・。
それを横目に恐る恐る2階にあがったら・・・
マグリット展』の入り口は至ってフツー。時折人が入っていく程度。
ああ、よかった。

ルネ・マグリットはベルギーが産んだシュルレアリスムの巨匠。今回の展示は13年ぶりの大回顧展。世界中の美術館からマグリットの作品を集めており、本場ブリュッセルにあるマグリット美術館でも見られない、有名な作品が目白押しデス☆

でも冒頭に展示された十数点の初期作品は色遣いといい画風といいまるで別人!!これまで全く目にしたことの無いものでした。主に個人蔵。
そして徐々に「らしさ」が出てくるわけですよ。もはやタイトルが意味不明な作品の数々!哲学的な絵画のオンパレード。一人で行くより、誰かと行って勝手な想像や妄想を語りあいながら見ると楽しいです♪

今回私は、大好きな『白紙委任状』(ワシントンナショナルギャラリー蔵)を久々に見られて嬉しかった。あ、会場はめっちゃ寒いのでブランケットを貸し出ししてました。

さてここからはブリュッセルのお話。ベルギー王立美術館に隣接してマグリット美術館があります。下の写真の中のどの建物かわかりますか?

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正解は、画面右端の建物。
角っこの窓にだけはっきり青空が映っています。実はこれスクリーン。白い雲がず~と流れていく映像が映し出されています。わかるひとにしかわからない、マグリットらしい演出。
建物の横っ腹の窓をのぞくと、中はちょうどミュージアムショップ。
↓この窓のディスプレイも、らしいでしょ?ライトの形に注目(笑)。
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↓ここでゲットしたものたち☆
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そういう訳で私の今年の手帳は「ゴルコンダ」です。すべてのページにマグリットの作品が印刷されていて作品集にもなっています。中はこんな感じ↓
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カップは、取っ手にロゴ↓
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ペン↓の中には水が入っていて、パイプが動きます!!
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マグリット美術館に行ったあと、現在博物館として公開されているマグリットのご自宅を訪問しました。次回はそのときのお話をしますね~。

※関連記事:マグリット行きつけのパブ。

「Travel.jp」という旅行案内サイトに記事を提供中。
HP→ 
http://guide.travel.co.jp/ たびねす
現在、「ベルギー、ルネ・マグリットミュージアムマグリットの自宅)」

「トルコ、世界遺産エフェソス」「中国旅順・日露戦跡5選」「NY、国連本部ビルへ行こう」の4本を掲載中。
今後とも、澁澤りべかのブログとたびねす記事をよろしくお願いいたします。

最後に今後のお勧め展覧会です。


●『クレオパトラとエジプトの王妃展』
7月11日~9月23日。東京国立博物館にて。
HP:http://egypt2015.jp/
10月10日~大阪・国立国際美術館に巡回。

●『うらめしや~、冥途のみやげ展』
7月22日~9月13日。東京芸術大学大学美術館にて。
HP:http://www.tokyo-np.co.jp/event/urameshiya/
幽霊画だらけの展覧会!

秋には「モネ展」「プラド美術館展」「始皇帝と大兵馬俑展」などの大型展が控えてますよ~。