情けなくも本当の話

いま仕事で急遽、現代の日本の政治やら経済やら社会について講義せねばならなくなり、ちょっと付け焼刃で勉強しております。

で。まあわかってはいたけど、世界と日本の食糧問題について改めてショックを受けたのでちょっとシェアさせてください。

いま地球上には約70億の人がいます。そのうち、10億人が飢えに苦しんでおり、発展途上国では5人に1人が深刻な栄養不足。そして6秒に1人が餓死しています。
では、この地球にはそれほど食べ物が足りないのでしょうか。

世界の穀物生産量は約20億トンで、これだけあれば70億人どころか120億人が満腹になります。ところがその穀物の4割は、先進国で家畜の飼料となっており、人間の口には入りません。そして牛肉1キロを得るのに穀物が11キロ、豚肉1キロなら穀物7キロ、鶏肉1キロなら穀物4キロが必要なのです。
欧米人が(日本人も)肉食の量をもっと減らし、中国やインドのような野菜中心の生活にすれば、もっと多くの人に穀物が行き渡るはず・・・。

さて、日本。
わが国の食料自給率が40%を切っていることはご存知ですね。これは先進国で最低です。つまり日本で売られている食料の60%
は外国から輸入したもので、その量は5500万トン。そして日本の食料廃棄量は年間1900万トン!ほぼ世界1位。

5500万トン分もの食べ物を、お金をだしてわざわざ遠い外国から輸入しているにもかかわらず、結局1900万トンを捨てている!

バカじゃないの!?

その1900万トンのうちの半分は一般家庭から捨てられています。これは日本国民全員が毎日おにぎりを1~2個捨てていることになります。
1900万トンの食糧があれば、7000万人の人が1年間生きていけます
。食べたいときに食べたいものをすぐに手に入れられるのは地球上のたった2割の人に過ぎません。

日本人のみなさん、食品ロス(賞味期限が近い、または過ぎたから捨てる)や外食での食べ残しをなくし、もっと反省しましょう!!