8にまつわるエトセトラ

昨日、武道館でライブを見てきました。
で、8角形が幾重にも増幅していくような面白いデザインの天井を
眺めていて思い出したことを、つらつら書いてみます。(ってゆーかライブを見ろ)

八は末広がりで縁起が良い数、と言いますね。八は方位の数でもあります。風水的にも八角形の鏡を玄関に置くのはよいそうです。

八角形と聞いて、まず私が思い出すのは天武・持統合葬陵。夫婦であったこの二人の天皇は、1つの御陵に仲良く一緒に葬られているだけでなく、なんとその古墳は八角形をしているのです。それも八角形を数段かさねたピラミッド型。
道教に傾倒していた天武天皇らしい発想です。

八雲立つとか八重垣、八百万(やおよろず)など、日本語の八は神聖さや数の多さの象徴でもあります。日本のことを昔は大八洲(おおやしま)とも呼びました。

8は最初の立法数。つまり2×2×2です。3以上の全ての奇数は、平方されたときに「8の倍数+1」となることを、古代ギリシア人はすでに知っていました。
また「3以上の奇数の2乗同士の差が8の倍数になる」ことも知っ
ていました。

易の64卦も8×8。あ、相撲の掛け声も「八卦よし」でしたね。
お釈迦さまの説いた、
悟りにいたる方法は「八正道」。
北欧神話における最高神、オーディーンの愛馬スレイプニールは8本
足。
イスラム教では8は楽園の数。ペルシア式庭園はよ
く4分割、または8分割された幾何学的なデザインになっています
8の字は横に倒せば無限大。

キリスト教の教会で使われる洗礼盤は8角形。教会のドームも円を作る前段階は8角形。
ノアの箱舟に乗っていたのは8人。漢字の「船」という字をよく見
てください。ほら、舟に八つの口。なんちゃって。
私はこの聖書と漢字のお遊びが好き。
例えば・・・神はエデンの園にいるアダムとイブに、2本の木(知
恵の木と生命の木)を示して、その実を採って食べることを禁じました。しかしイブは知恵の木の実を食べ、それを夫にもすすめました。
「禁」の字は・・・2本の木を示す。

おっと話がそれてきたので今日はこのへんで失礼。

過去記事:「6」にまつわるつれづれ話はこちら↓


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