黒いマリアの謎
さて本題。
先週、モンセラットの「黒いマリア」を紹介しました。今日はその続編。
先週、モンセラットの「黒いマリア」を紹介しました。今日はその続編。
「黒いマリア」はヨーロッパ各地で見られますが、
そもそもなぜ“黒い”のでしょう?
長年、ろうそくのススを浴びていたから?
かつて貼られた銀箔が酸化したから?
かつて貼られた銀箔が酸化したから?
確かに中には、顔を洗ってあげたら黒くなくなった、という例もあるそうです。しかし多くは明らかに、肌が、または肌も衣装もすべてが、黒い塗料で塗られています。
実はフランス、スペインの黒いマリアには多くの共通点があります。
ロマネスク時代(12世紀)に作られたこと。
1メートル足らずの木彫であること。
幼いイエスを膝に抱いていること。
また、それが祀られている場所はいずれも、
ローマ人による征服以前はケルト人の聖地であったこと。
1メートル足らずの木彫であること。
幼いイエスを膝に抱いていること。
また、それが祀られている場所はいずれも、
ローマ人による征服以前はケルト人の聖地であったこと。
・・・まあ、結局のところ、まだまだ研究の余地がある分野だということですね。謎めいているからこそ、人をひきつけるのかもしれません。