契丹展

金曜・中国デーです。
 
8月31日
 
上野の東京芸大美術館でイメージ 1
『草原の王朝  契丹 ~美しき3人のプリンセス~』
を見ました。(9月17日まで)
 
7月末の「世界ふしぎ発見!」でも
取り上げられていましたね。
 
契丹(きったん・キタイ)は英語でキャセイ
キャセイ航空の名前にもなっている王国です。
 
契丹はまた、遼とも呼ばれます。
10世紀初頭、唐の滅亡と同時に生まれた
北方の異民族王朝。
漢民族の王朝、宋(そう)を度々
おびやかした強国です。
 
今回は契丹の3人の王族の女性にまつわる
副葬品や宝物が公開され、展示品の半数近くが
世界初公開。
 
 
イメージ 2入場してすぐの、
「陳国公主墓」からの出土品が
一番きらびやかで、目を引きます。
 
冠(←写真)や宝石の首飾り、
黄金の仮面など、緻密な細工の副葬品に、
契丹の豊かさと技術の高さがうかがえます。
 
 
 
 
 
死者の顔を黄金の仮面で覆うのは、契丹王族に特有の習慣で、
中国王朝では見られません。
ちなみに中国で「~公主」というのは、王家に生まれた女性つまり
プリンセスという意味です。
 
今回の目玉は、トルキ山古墳出土の木製の棺。
(チラシ写真参照)
朱色が印象的で、屋根が傾斜した屋形船のよう。
副葬品の、宝石をちりばめた鏡箱や
金細工のネックレスは目もくらむ美しさです。
 
最後に私が気に入った、かわいい作品を見てください。
それは鴛鴦の形の契丹三彩(陶器)です。
この漢字↑、読めますか?
 
私は香港で、名物の鴛鴦茶を知ってから
読めるようになりました。
オシドリ”茶はなんと、紅茶とコーヒーを混ぜた物。
香港の喫茶店では定番のドリンクだそうです。
 
おっと話がそれました。では最後に写真をどうぞ。
かわいかろ~?
 
 
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