パンテオン7 ウジャト

まもなく閉幕する「大英博物館 古代エジプト展」
ですが、
ここのミュージアムショップで
ホルスの目、「ウジャト」を買いました。
 
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これについては以前にも言及しました。
オシリスとイシスの息子にしてハヤブサの頭をもつ神、ホルス。
彼は父親のかたきである、叔父のセト神との戦いの最中、
片目を失いました。
彼の残った片目は、古代エジプトで魔よけ、お守りのモチーフとなりました。

壁画などを見ると、古代エジプト人は特徴的な
アイメイクをしていますね。
あれは、単なるオシャレではありません。
 
ひとつには、厳しい日差しから目を守る効果があります。
大リーグの選手が目の下を黒く塗っているのと同じ。
そしてまた、熱帯特有の眼病を予防するのに役立っていたようです。
緑のアイシャドウはマラカイト(孔雀石)を、黒いものは方鉛鉱を、砕いて作った顔料です。

さて、まずは写真・左の大きなウジャトを見てください。
これがですねえ。
ただのキーホルダーではなく
実用的な機能があるのですよ~。ふふふ。
 
実は、反射板になっているのです。
これをカバンなどにつけているとかなり遠くからでも車のヘッドライトを反射し、存在をアピールできます。なので交通安全の効果もあり。
 
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ドライバーはコワイでしょうね。
暗闇のなかで突然、片目がペカーッ☆!!
と光るわけですから。イメージ↑
 
この反射板は、ほかにもネコ型、ピラミッド型などがあり、
色も3種類くらいありました。

その少し後で、上野の「ツタンカーメン展」のショップをのぞいてみたら・・・
(展示を見る気はない←高いんだもん。
それに、ほとんどは以前カイロで見たもの。)
 
こちらにもウジャトのキーホルダーがありました。
なんとなく買っちゃった。(最初の写真・右)
なぜかウジャトづいているわたくし。