ローマンモザイク完成!

今年の1月からモザイクを習っています。
 
モザイクとは、様々な色の大理石を小さく割り、
それをはり合わせて作った絵画や技法のことです。
 
そもそもはオリエント起源ですが、特にギリシア・ローマ時代、そしてビザンツ帝国で、公共施設や個人の邸宅、そして教会などの床・壁面・天井を飾るために作られました。
 
私が初めてローマンモザイクを見たのは、おそらくローマのカラカラ浴場。
(紀元3世紀に作られた有名なテルマエ。)
黒と白の2色だけでつくられた幾何学文様が床を埋め尽くし、壁はイルカに乗った少年などの絵画風モザイクで飾られていました。
 
以来、ヨーロッパの博物館でモザイクを目にするたび、
自分でも作ってみたいなあと、ひそかに思っていたのです。

・・・で、先日ついに第1作目が完成!!
 
イメージ 1

ドイツのローマ遺跡にあるお花のモザイクのコピーです。
ちなみに下は現物の写真。
イメージ 2
 
色はかなり忠実に再現できたと思います。
シンメトリックなグラデーション♪
古代人と同じ道具を使い、石の粉にまみれながら黙々と作っていきます。
まずは大理石の色を選ぶところから始まり
(すべてヨーロッパで採れた天然大理石!!)
 専用の道具で石を割って、この一粒一粒の大きさ・形をつくり、一度下絵の上に並べたのち、セメントに定着させ、最終的に木枠に入れる・・・。
 
 時々先生に指導してもらいながらも、ほとんどの作業は自分でやります。
自分の手で、古代の遺物のレプリカが作れるって楽しい♪

嬉しくなって、いろいろ写真を撮ってしまいました。
アップ↓(太陽光)
イメージ 3
アップその2↓(白熱灯)
イメージ 4
 
月に1、2回通って、実に10ヶ月かかりました(笑)。
いや~大変でした。やっと1作目。慣れればもっと早くできるんでしょうけど。
 
ただ、後半は次の作品も平行して制作。
いまはなんと、我が家の表札を作っています。
かなり細かいデザインにしちゃったものだから、ことのほか苦戦中。
(石の粒が小さいほど時間がかかる。)
新しい表札で新年を迎えるべく、ガンバッテます
 
表札はさすがにネットではお見せできないので、
出来上がったら、ぜひ我が家に見に来てくださいね