バッカスに捧ぐ7 ラク

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トルコの蒸留酒ラク」です。

アルコール度数は45度!
強烈!
日本酒は15度くらいですが、
海外のお酒は、ウォッカ
などのように、
無色透明なものほど
強いです。
 
 
左の箱入りは、
ラクのミニボトルと
トルコ国旗をあしらった
ミニグラスのセット。
 
 
 
 
このラクの面白いところは、
水を注ぐとたちまち白くなることです。
そのため、アスラン・ストゥ(ライオンのミルク)
とあだ名されています。
 
独特のアニス(ウイキョウ)の香りが
なんとも言えずいい感じ。
アニスは以前紹介した「五香」の中にも入っています。
他にもいろいろなハーブが溶け込んでいるので、
人によっては薬くさいと感じるかもしれません。
 
ビールの「EFES」同様、
ほとんどのトルコ料理店においていますので、
お酒に強い方は試してみてください。
白く濁るのが、手品のようで盛り上がります。
 
同じようなお酒はお隣のギリシアにもあり、
ギリシアではウゾ(ウーゾ)と呼ばれています。
 
南フランスにも似たようなお酒があるそうで、
地中海沿岸だから東から伝わったんだろうと
思っていたら、発祥は全然違いました。
 
フランスでは、アニスの香りのする白濁するお酒を、
パスティス」と呼びます。
 
これは、19世紀の芸術家たちの間で大流行し、
またその中毒性が問題となった
あの“アブサン”の代替酒として作られたものだそうです。
ゴッホが愛し、ゴッホを滅ぼしたお酒として有名ですね。
 
おっと話がそれてきましたので、
今日はこのへんで。