世界のステッキ大集合

2月1日
大丸・東京店10階にて
「C・チャップリン&愉快なステッキ展」を見ました。
 
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会場のすぐ隣にあるステッキ専門店の女社長が、
個人的に収集してきた世界中のステッキを
公開しているものです。入場無料。
私が行ったときは、チャップリンの写真ハガキ(4枚セット)
がもらえました。
 
ここの社長さんはポリオのために半身が少し不自由で、
若いころから杖を使っていたそうです。
大学時代などはやはり、若い女性として杖をついているのが
恥ずかしかったそうですが、海外でおしゃれな杖に出会って
開眼し、杖のコレクターに、ひいてはステッキのお店を
開くことになったそうです。

さて、展示品の一部をご紹介しましょう。
写真撮影OKでした。
まずは喜劇俳優チャップリンのトレードマークだった
あの細身のステッキ(下段)↓。日本の竹で作られています。
 
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彼のマネージャーが日本人だったことはよく知られていますね。
チャップリンはかなりの日本びいきでした。
彼の来日中、515事件が起こります。
実はチャップリン自身もその標的とされていたそうですが、
チャップリンが気まぐれで犬養首相との面会をすっぽかし
大相撲を見に行ったために、難を逃れたそうです。
 
次はガラス製ステッキ。イギリス王室御用達の工房で作られました。
鑑定書つきの巨大エメラルドで装飾されています。
 
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著名人が実際に使ったステッキ。
真ん中のは吉田茂の!!
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遊牧民が旅をするときに使う、中に香辛料がつまっているものや、
昔フランスで、出征する息子にもたせたワインのつまった杖、
宝石や象牙の飾りがついたものなど、
ユニークかつ美しい杖がたくさん見られました。
 
面白かったのは仕込み杖。
中にヴァイオリン↓が隠れていたり。
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計算機↓や望遠鏡がくっついていたり。
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日本では杖は、足腰の弱ったお年寄りが持つもの
というイメージがありますが、
イングリッシュジェントルマンのステッキのように
格好をつけるものだったり、
権力者が威儀を正すものだったり、権力の象徴としたりと
あらゆる意味合いがあるのですね。
 
おしゃれでかっこいい杖がたくさんあったので
年配の方へのプレゼントにもよさそうでした。
 
大丸・東京店10階にて。2月5日まで。
(平常20時まで。最終日は5時まで)。