ロンギヌスの槍で戦うダヴィンチ
FOXHDで放送中の「ダ・ヴィンチと禁断の謎(DaVinci's Demons)」
を見ています。
を見ています。
関連記事:
前回の第7話では、バチカンの機密文書庫に潜入したダヴィンチに、
ローマ教皇(ダヴィンチと敵対している)が、彼を懐柔しようと
バチカンの所蔵する秘宝の数々をみせつける、
という場面があったのですが・・・。
ローマ教皇(ダヴィンチと敵対している)が、彼を懐柔しようと
バチカンの所蔵する秘宝の数々をみせつける、
という場面があったのですが・・・。
わたしがオイオイと思ったのは、追っ手につかまりそうになった
ダヴィンチが、あの“ロンギヌスの槍”を振り回して
応戦したことです。
(これも、なんでここにあるねん!?というつっこみはおいといて。)
教皇は“運命の槍”と紹介していましたが、
これは現在一般に“ロンギヌスの槍”と呼ばれています。
ダヴィンチが、あの“ロンギヌスの槍”を振り回して
応戦したことです。
(これも、なんでここにあるねん!?というつっこみはおいといて。)
教皇は“運命の槍”と紹介していましたが、
これは現在一般に“ロンギヌスの槍”と呼ばれています。
アニメ「エヴァンゲリオン」をご存知の方にはおなじみですね。
柄がネジネジになった二又のフォークのようなアレ。
しかし実物(?)はこんな形↓。柄がとれています。
ドラマに出てきたのもこれです。
ウィーンにあるハプスブルク家の宝物館で見ることができます。
柄がネジネジになった二又のフォークのようなアレ。
しかし実物(?)はこんな形↓。柄がとれています。
ドラマに出てきたのもこれです。
ウィーンにあるハプスブルク家の宝物館で見ることができます。
ちなみにその傷口からふき出したイエスの血が目に入って、
ロンギヌスの目の病が直ったとか、
そのふき出した血を受けたさかずきが聖杯だとか
いろんな伝承が生まれました。
ロンギヌスはこのあとキリスト教に改宗しています。
ロンギヌスの目の病が直ったとか、
そのふき出した血を受けたさかずきが聖杯だとか
いろんな伝承が生まれました。
ロンギヌスはこのあとキリスト教に改宗しています。
これが本物の「聖槍」かどうかはともかく、
この写真の槍について語られていることはというと・・・。
この写真の槍について語られていることはというと・・・。
作られたのはおそらく8世紀のカロリング朝時代。
すでにイエスの時代ではありません・・・。
カール大帝(シャルルマーニュ)がローマ教皇から授かったもの。
(※それ以前の複雑な来歴は伝説の域を出ません。)
以来、紆余曲折がありながらも一応、代々の神聖ローマ帝国
(昔のドイツ)の皇帝に引き継がれてきました。
すでにイエスの時代ではありません・・・。
カール大帝(シャルルマーニュ)がローマ教皇から授かったもの。
(※それ以前の複雑な来歴は伝説の域を出ません。)
以来、紆余曲折がありながらも一応、代々の神聖ローマ帝国
(昔のドイツ)の皇帝に引き継がれてきました。
もとは神聖ローマ皇帝の守護聖人である聖マウリティウス(3世紀)の
遺物とされていましたが、オットー大帝(10世紀)のころには
日本の天皇家の三種の神器のように、帝冠と並ぶ帝位の象徴と
みなされるようになり、同時に、どんな敵をも打ち破る、
奇跡を呼ぶ槍と考えられるようになります。
遺物とされていましたが、オットー大帝(10世紀)のころには
日本の天皇家の三種の神器のように、帝冠と並ぶ帝位の象徴と
みなされるようになり、同時に、どんな敵をも打ち破る、
奇跡を呼ぶ槍と考えられるようになります。
14世紀中ばに、欠けていた部分を補うように金がかぶせられ、
そこには「主の槍とクギ」という銘が刻まれています。
そこには「主の槍とクギ」という銘が刻まれています。
これさえあれば無敵!という噂を聞きつけたナポレオンや
ヒトラーは、聖杯と同様に聖槍も探していたようです。
聖杯とされるもの、聖槍とされるもの、は世界各地に
いくつもあり、どれが本物かはわかりません。
おそらく全部ニセモノなんでしょうね~(笑)。
ヒトラーは、聖杯と同様に聖槍も探していたようです。
聖杯とされるもの、聖槍とされるもの、は世界各地に
いくつもあり、どれが本物かはわかりません。
おそらく全部ニセモノなんでしょうね~(笑)。