JFK展

国立公文書館で開催中の
「JFK その生涯と遺産展」を見ました。
(~5月10日まで/入場無料)
HP:http://www.archives.go.jp/

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誕生から葬儀まで、ケネディ大統領の生涯のエピソードを網羅。
最初の方には中学校の成績表まであり。
太平洋戦争中に乗っていた魚雷艇が日本の駆逐艦
衝突されて九死に一生を得、戦後その駆逐艦の船長と
交友を深めた、という日本との意外なつながりも。

そしてあとは60年代前半(冷戦期)のアメリカ史総復習!
教科書的な有名な事件に関する、ケネディの演説の原稿
や手紙がたくさん見られます。ただし多くは複製。

就任演説のカラー映像の放映もあり。
「国家が何をしてくれるかではなく、
自分が国家のために何が出来るかを考えよ」
という有名なやつですな。
ベルリンでの「イッヒ・ビン・アイン・ベルリーナー」
の映像や、葬儀のときの映像なども流れていました。

キューバ危機のときの、会議中のメモの端に
ミサイル、ミサイル、ミサイル、と走り書きして
あるのにはちょっと笑ってしまった。
イライラが伝わってくる!
映画「13DAYS」を見直したくなった。

一番印象に残ったのはフルシチョフからもらった犬。
名前はプーシェンカ。犬種はわからないけど、
白っぽくて毛が少し長めで、サモエドに似てる。かわいい!
1960年にスプートニク5号に乗って宇宙に行き、
初めて地球を周回して無事に帰ってきた犬ストレルカの孫、
だそうです。

うーん、当時宇宙開発ではソ連がリードしていただけに、
ちょっとフルシチョフのイヤミもきいている・・・。

ほかに、キング牧師に宛てた手紙の原稿(タイプしたもの)
もありました。

驚いたのは、娘のキャロライン(現・駐日大使)の日常が
日本で少女マンガ誌に連載されていたこと。
『週刊少女フレンド』にホワイトハウスで過ごす彼女の
様子をつづった「キャロリン日記」というコーナーが
あったそうです。実際のページを読んでみると、
多分ほとんどは創作というか想像だと思われます・・・。

もうひとつびっくりしたのは、ライシャワー大使の
日本語がめっちゃ流暢だったこと。
奥さんが日本人だそうで。

いやー、かなり見ごたえがあって面白かった~♪
ちょっと英語を読むのに疲れた~(汗)。
入場無料に気をよくして、図録(800円)まで買ってしまいました。
まだ始まって10日くらいしかたってないのに
すでに売り切れているグッズも。
ケネディ、意外と日本人に人気なのねん・・・。
やはりキャロライン大使が来て関心が高まったのか

国立公文書館には初めて行きましたが、
大日本帝国憲法」、「終戦詔勅玉音放送の原稿)」、
日本国憲法」の原本の写しも公開されていました。
あれは常設展示なのかな?
ケネディ展は5月10日まで。

ケネディに関する過去の記事もごらんください。