初・成田山新勝寺 後編

さて、平和の大塔を出て、これで境内のだいたいの見所は
見たので、あとは門前のお土産物屋をひやかして帰ろうか
と思っていたところ、お散歩中の初老の紳士に
声をかけられました。
ご近所に住むというそのK氏に案内してもらいながら
来た道を戻り、お寺の外へ。

成田といえばウナギが有名ですがお寺のすぐ隣に、
老舗の有名店「駿河屋」があります。
その店先で、まさにウナギをさばいていました↓
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左の方はまさに職人、という風格。
にゅるにゅるのはずのウナギをいとも簡単にひっつかんで
固定し、手際よく開いていきます。
中骨を外し、肝を取り出します。
右の若い方は串を打っています。

関東ではウナギは背開き。関西では腹開きです。
江戸では切腹を連想させる腹開きは敬遠されました。
東京に来てすぐのときは、開いたウナギの模様に
違和感を感じたものです。

それにしても、ウナギは本当にすごい生命力!
頭をクギで刺されてもまだ生きている!!
ウナギのアップ↓ 中骨をそぎとるところ。

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ここから成田駅に向かって少しの間上り坂になっています。
正月にはこの参道が初詣の行列で埋まるそうです。
参道の左右には漬物、手焼きせんべい、ようかんなどの店や
ウナギを食べさせる店が軒を連ねています↓
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坂を上りきったところに最近出来たらしいお土産センター
のような建物があったので、そこに入ってちょっと休憩。
K氏と共に無料のお茶をいただきました。

いろんなお土産を眺めつつも、
海外旅行に行く前で荷物を増やしたくないから成田土産は
何も買わないと言う私に、
「じゃあ戻ってきたときに、空港で何かお土産を渡しますよ」
とK氏。
いやいやそんな、と言いながらとりあえず連絡先を交換(笑)。
そして私が今夜夕食後に食べようと選んだお菓子を
K氏はお近づきのしるしにと買ってくださいました。

そして帰国した際には本当に成田空港で出迎えてくださり、
門前で私がおいしそう~、と見ていた手焼きせんべいを
プレゼントして下さったのです。なんという親切な方でしょう。
いやー袖すりあうも他生の縁とはこのことですな。

さて、この日の夕食はもちろんウナギ↓
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泊まったホテルのすぐ近くに有名な「川豊」の
別館があったので迷わずGO。

そしてお夜食のぴーなっつ饅頭と大福(K氏が買ってくれた)↓
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ホテルからも新勝寺が見え↓成田を満喫できた一日でした。
そして翌朝カンボジアへと飛び立ったのです。

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~おしまい~