ムセイオン27 ドラクマ&ギリシアユーロ
一年ぶりのムセイオンでがんす。
「ムセイオン」。ミュージアムの語源となったこの言葉はギリシア語。ギリシアといえば・・・連日報道されている通り、大変なことになっていますね。もしかするとユーロを離脱してドラクマに戻ってしまうかも・・・。
「ムセイオン」。ミュージアムの語源となったこの言葉はギリシア語。ギリシアといえば・・・連日報道されている通り、大変なことになっていますね。もしかするとユーロを離脱してドラクマに戻ってしまうかも・・・。
20の神殿が何だかわからんなあ。パルテノンではないことは確か。柱の様式が明らかに違います。どなたかおしえてください。
ちなみにアテネの町の真ん中にも彼の像が立っています。
私は持っていませんが、50ドラクマはホメロスなんですね~。欲しいよう(涙)。もっとよく見ていればあったのかも。
そして10ドラクマは愛国者デモステネスです。これはたくさんありましたが、個人的にあまり好きではないので買いませんでした。
そして10ドラクマは愛国者デモステネスです。これはたくさんありましたが、個人的にあまり好きではないので買いませんでした。
ここで、現在ギリシアが発行しているユーロ貨幣を見てみましょう。
左上の2ユーロコインにエウロペと牡牛が描かれています。
ギリシア人はいまも、自分たちこそがヨーロッパ文明を生み出したのだという自負を強く持っています。
1981年にギリシアがEC(現在のEU)に参入したとき、ヨーロッパ諸国も自分たちの母なる国がやっとヨーロッパに復帰した、とばかりに大喜び。他のどの国が加盟したときよりも大歓迎したそうです。
確かに古代ギリシア・ローマ文明がなければその後のヨーロッパに文明はなかったかもしれません。しかしだからといって借金を踏み倒していいわけではなーい。
さて他のコインも見てみましょう。フクロウ柄の1ユーロは古代ギリシア時代のテトラ(4)ドラクマコインのデザインをそのまま使っています。フクロウはアテネの守護神である女神アテナと関わりが深く、また知恵や賢者の象徴でもあります。
フクロウの下の銅貨は1レプタ(100レプタ=1ユーロ)。図柄は古代ギリシアで活躍した軍艦「三段櫂船」です。その他のレプタ貨幣もいろんな時代の船が描かれています。アテネは古代から海軍&海運の国ですからね。
これは2013年にギリシアが発行した「アカデメイア開設2400周年記念コイン」。つまりこの人物はプラトンでございます。アカデメイアは紀元前387年にプラトンが開いた学校。英語のアカデミーの語源ですね。
記念コインつながりで、最後に右端のコインをごらんください。これはイタリアが2005年に発行した「欧州憲法署名1周年記念コイン」。
やっぱりヨーロッパの原点は神話の国ギリシアにあるんですね。