ギリシアの国会議事堂

今日はフランス革命記念日ですが。
それとは全然関係ない話。

いやー、ギリシアのユーロ離脱はまぬがれたようですね。
っていうか懲りないなあ。なんでそこまでギリシアを甘やかすのか
・・・。
というわけで引き続きギリシアネタです。

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最近ニュースでよく見るこの建物。ギリシアの国会議事堂で
ございます。この前を道路が横切っているのですが、その道路のこちら側にある、シンタグマ広場で行われていたデモや集会の様子もよく報じられていました。

シンタグマとは憲法という意味。1834年にこの広場でギリシア最初の憲法が発布されました。実はギリシア1829年に独立するまで400年近くの間、オスマントルコ帝国の支配下にあったのです。
独立の際にはドイツ南部のバイエルン王国から王子を招いてギリシア国王としました。それがオットー1世。あのノイシュヴァンシュタイン城を建てたルートヴィヒ2世の叔父さんに当たる人です。
それで、ギリシアの国旗もバイエルン旗と同じ空色と白を使ってい
ます。

写真の国会議事堂は、もともとオットー1世の王宮として建てられたもので、設計者もバイエルンの宮廷建築家。
議事堂とシンタグマ広場は現在もアテネの中心です。

議事堂正面の壁に、丸い盾を持って横たわる古代ギリシア兵のレリーフがありますが、これは独立戦争で命を落とした人たちの慰霊碑である「無名戦士の墓」。レリーフの左右には古代ギリシアの歴史家トゥキュディデス(ツキジデス)の言葉が刻まれています。

この無名戦士の墓の前では定期的に衛兵交替が行われるのですが、特に日曜の午前に大規模な交替式があります。衛兵たちはエウゾナスという民族衣装を身につけています。刺繍の美しいベスト!ぼんぼんがついたかわいい靴!

では最後に日曜の衛兵交替式の様子をごらんください。
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↑ゆ~っくり、ロボットのように歩きます

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