「ワイン展」でブドウふみふみ体験

上野の国立科学博物館で開催中の「ワイン展」に行きました。
ワインをテーマにした日本初の大規模展示です。(2月21日まで)
HP:http://wine-exhibition.com/

ちょうど館の方によるギャラリートークが始まったので解説が聞けてよかった♪
はじめにワイン造りに使われるブドウの品種の紹介。ずらっと並べ
て見ると随分色が違うんですねー↓
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※この展覧会は一部写真撮影が可能です。
(ガラ系で撮っているので画質悪いです)

次にブドウにつく虫や病気の解説。
ヨーロッパのブドウは、19世紀に北米から入って来た害虫によっ
て一時絶滅しかかりました。ところが、ワイン造りには向かない北米原産のブドウがこの害虫に強かったので、以来この北米のブドウを台木にして、その上にヨーロッパのブドウを接木して育てているそうです。
ブドウの木の根元近くをよく見ると、すべて継ぎ目があるのがわかります。うーん、知らんかった~。

続いてワイン垣の造り方(棚にするか、塀のように横に伸ばすか)や、ブドウの実の成分と糖度について。

次はいよいよ「ワインの造り方」。動画や模型などを使ったとても分かりやすい内容でした。
一番面白かったのは、ブドウの足ぶみ体験。これが楽しい☆
靴のままブドウのプールに入ってふみふみ。
ブドウは本物ではありませんが、かなりリアルに感触を再現してあ
るそうです。昔はみんなこうやってつぶしてたんだな~。↓
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ワインが発酵していく過程の紹介では、水面に浮いてくる皮などのカスを棒で押して攪拌する「ビジャージュ」の擬似体験ができます。ある程度押したところで、ふっと軽くなるのは、カスの層を抜けたから。まあやってみてください。

ワインが出来たら濾して瓶詰め。次は瓶の形の紹介↓。
コルクにもいろんなタイプがあります。
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お次は「ワインの歴史」。このゾーンは古代オリエントの酒器など文化財が多いので写真は禁止。
日本のワイン造りの歴史では、日本最古のワインや、「マッサン」
にも出てきたあの赤玉ポートワインの色っぽいポスター、戦時中に重宝された酒石酸の結晶などが見られました。

次のゾーンには、「神の雫」でみやびちゃんが使っていた香りの教科書「Le Nez Du Vin」があります。実際に色んな香りをかいでみるコーナーもあるのですが、スミレの香りって3分の1くらいの人は感知できないそうです。不思議~☆

ワイングラスの形(用途)の違いを説明しているところに面白い動画がありました。リーデル社(オーストリアのグラスメーカー)のさまざまな形のワイングラスで同じワインを飲み、グラスの形によってどう味が変わるかというテイスティングをしているものです。
試飲したお客さんの感想が一様に「同じワインとは思えない!」的なものだったので、ちょっとやってみたくなりました。
うちにもリーデルのグラスがワンペアありますが、なんでもかんでもそれで飲んでます(汗)。

沈没船から見つかった世界最古(約170年前)のシャンパーニュは、ライティングに懲りすぎて瓶や中身の色が全然わからないのが残念

最後にシャトー・ムートン・ロートシルトが毎年出しているあのアートラベルの瓶がずら~と並んでいます。ピカソシャガールコクトーなんかはすぐに分かりますね。

見終わったら案の定、ワインが飲みたくなりました♪

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