ムセイオン28 ドンソン文化の銅鼓&祝!合格

本題に入る前に。
え~、わたくしこのたび「世界遺産検定1級」に合格しました☆
ぜええっっったい落ちてると思ってた~!
めっちゃムズカシかったんだもーん。というか試験勉強が間に合わなかったんだよー(泣)。知識問題だから知らんもんは知らん。
解答速報で自己採点とか、もう、する気も起こらず放置してた~(笑)。
ちなみに今回も合格率21.9%だそうで。低い!
まあ結果オーライてことで今夜は祝杯だあ☆☆

コホン。さて本題。
っさびさの「ムセイオン」でございます。
今日ご紹介するのはベトナムハノイで買った“銅鼓”です。

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東南アジア最古の文明であるドンソン文化の遺物として知られている、青銅製の太鼓。教科書にも写真が出ている、受験生にはお馴染みの代物ですな。写真問題にもよく使われます。

ドンソン文化は紀元前4世紀から紀元前1世紀にかけて北ベトナムを中心に栄えました。その遺跡からは独特の形の青銅器や鉄器が見つかっています。銅鼓はその典型例です。
おそらくは権力の象徴であり、宗教儀礼に使用されたと思われます

私が買ったのは手乗りサイズですが、実際はかなりでかい!文献などには高さは約80センチと書いてあります。

ハノイの「ホーチミン博物館」の玄関ホールに、この銅鼓を再現したものがドーンと置いてありました↓。この大きさ!ほぼ実物大?

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茶色に近い金属色ですが、これは本来の青銅器の色です。日本の古代史に登場する銅剣、銅鐸、銅鏡なども含め古代の青銅器は、その当時はこのように金色に近い神々しい輝きを放っていました。ちょうど作りたての10円玉のよう
しかしさびると緑青(ろくしょう)をふくことから、青銅と呼ばれるようになりました。

ベトナムだけでなく、中国南部や東南アジア全域で銅鼓は見つかっています。
以前インドネシア・ジャワ島でも見かけました。ボロブドゥールのある遺跡公園内に本物が展示されています。ちょっと小ぶりだったかな。

銅鼓の上部や側面には人物、鳥、動物、船などか描かれています↓

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ハノイからの帰りの空港でこの模様をあしらったTシャツを発見。さらにはベトナム航空のCAさんが来ているエプロンにも銅鼓の模様がデザインされているではありませんか!!
というわけで日本人のCAさんに頼んで写真を撮らせてもらいました♪↓

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プリミティブな雰囲気のイラストという感じでかわいい!!
いやー、フラッグキャリアの制服に銅鼓の模様を使うなんて・・・。
ベトナムの人がドンソン文化をいかに誇りに思っているかが伺えます。
もしベトナム航空に乗る機会があったら、ミールサービスの時間にCAさんのエプロンに注目してみてくださいね☆

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