イフタールの夕べ

今年もラマダンがやってきました。
ラマダンとはイスラム暦断食月のこと。この1か月間、イスラム教徒は日中(日の出から日の入りまで)食事をとりません。
しかし日の入りと同時に、たっぷり食べます(笑)。1日のラマダン明けに食す食事をイフタールと呼びます。

代々木上原にある日本最大のモスク「東京ジャーミー」でもマグリブ(日の入り)のお祈りが終わると、ホールに集まってみんなで食事をします。
ここはトルコ式モスクなので、本場トルコからシェフを2人呼んで、トルコ料理がふるまわれます。ムスリム以外の人間が行ってもOK。誰でも大歓迎。そして無料。ただしHPから予約してください。
HP:http://www.tokyocamii.org/ja/

先週モスクを見学して、タダでトルコ料理が食べられることを知ってしまった我が弟子たちにせがまれ、昨夜ふたたびモスクに行くことになったのでした。
いまは日没がほぼ19時なので、18時半に駅に集合し、再び礼拝所を見学したのち、食事スペースに移動。ほぼ一番乗りで食事を受け取る我々日本人・・・。

こんな風に配膳してくれます↓
※白い陶器のお皿は重いので、女性にはアルミ?のお皿がおすすめ
(後ろの棚にはトルコの工芸品が展示されています。)

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今日のメニューはサラダ、ちょっと酸っぱい(豆か麦を発酵させた?)スープ、羊のシチュー、味付きごはん。
メニューは日ごとに変わります。

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席についてさっそくいっただっき・・・ちょっと待ったああ!!
まだ日の入り前です!4度目(日の入り)の礼拝が終わるまではお預け。写メを撮りながら待ちます。

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やがて「アザーン」が響き、お、礼拝が始まったよ~、もうすぐ食べられるよ~。
そして礼拝を終えた本物のムスリムの方たちが続々と入ってきます。
当然ですが男女は別々に座ります。広いホールがあっという間にいっぱいに。

食べている間にもどんどん混み合ってきて、私たちが8人で占領していた丸テーブルの、1つ空いていた席にもムスリムの女性が座りました。
日本でビジネススクールに通っているというカシミール地方出身のインド人でした。
私は弟子を5~6人伴ってイフタールに行くことが多いのですが、本当はひとり、または二人くらいで行くと、隣に座ったムスリムの人と色んなおしゃべりができて面白いです。異文化交流の絶交の機会☆

そしてこの日、もう一つの出会いが。
一番乗りした私たちが座って待っていると、隣のテーブルから話しかけてきた女性がいたのですが、私はどうもその方に見覚えがあり、聞いてみるとやはり以前NHKの「アラビア語講座」に出演されていたエジプト人の女性でした。そして連絡先を交換し再会を約束して別れたのでした。

あ、もちろんお食事もおいしくいただきましたよ。みんなトルコ料理独特の味つけが気に入ったようです。
最後に、テーブルの中央に置かれていたデーツ(なつめやし)までいただいてしまいました。
デーツの紹介はこちら⇒「今日のおやつ デーツ」
http://blogs.yahoo.co.jp/moralehistorya/30958735.html

おしまい

ちょいと仕事が多忙につき、ブログの更新をしばらくお休みします。
次回は7月にお会いしましょう。

澁澤りべかの「たびねす」記事もよろしくです。
先日、滋賀の料亭風『天下一品』を紹介した記事が、滋賀のまとめ記事に選出されました。
●『滋賀観光どこ行く?専門家お勧め”訪ねるべき”スポット30選』
http://guide.travel.co.jp/matome/131/

最新記事も国内です。これから関西方面にお出かけの方、ぜひご参照ください!
●「春日大社 20年に1度の御假殿特別参拝」

●「京都人の愛する元祖にしんそば 松葉」