ムセイオン3 ベルリンの壁

 
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本日『ベルリン国立美術館展』(@国立西洋美術館)開幕!
これにちなみ、今月はドイツ押し
 
二次大戦後、ドイツが東ドイツと西ドイツに
分裂していたことはご存知ですよね。
当時東ドイツの首都だったベルリンは、街の中がさらに縦に分割され、西ベルリンは西ドイツの飛び地になっていました。その西ベルリンと東ベルリンの間を隔てていたのが、有名なベルリンの壁です。
(西ドイツと東ドイツの間ではありません。)
 
現在、ベルリンのいたるところで「壁の破片」なるものがお土産としてよく売られています。上の写真は壁の破片付きハガキ(1枚2.5ユーロ)。
丸いプラスチックケースの中に注目。
正直なところ、この手のお土産は、本当に壁の一部だったのか、それともただのコンクリートのカケラ(可能性大)なんだか、だ~れにもわかりません
 

下は「ベルリンの壁博物館」のミュージアムショップで購入した壁の破片。 これは一応、ホンモノである証明書がついています。値段も少々高め。
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この博物館の前に壁があり、それを集めて保管しておいた人物が、「壁博物館」を建てたらしいです。

壁博の目の前には、有名な「チェックポイント・チャーリー」がありました。
これは言わば、かつての関所。西と東の境目です。
当時は、4カ国語で書かれたこんな看板が立っていました。
 
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直訳すると、「あなたはアメリカ(資本主義)の支配下にある地区を出ようとしています」。
意訳すると、「ここから先はソ連社会主義)の支配下にある
東ベルリンだよ~。本当に西を出ちゃうの?出るのはいいけど、帰って来れるかな~?」。
・・・うーむ。行きはよいよい、帰りはコワイ(?)。
 
ベルリンの壁は、あえて保存してあるところもあります。
ポップな落書きで有名な「イーストサイドギャラリー」と、ポツダム駅の前が、往時の壁をしのぶには絶好の場所です。
意外と薄くてびっくりしますよ。